布クロスとは
布クロスは、織物で製作した壁紙です。別名、織物クロスと呼ばれます。
織物側を表にして、紙を裏打ちしたものです。布材をそのまま壁に貼り付けるのではなく、布材に紙を貼って、その紙を壁に貼り付けます。
ビニール製クロスに比べてコストは、高くなりますが、自然素材を使うことにより、温かみのある部屋を作ることができます。また、調湿機能もあるため、布で製造したクロスを使用すれば、部屋の居心地の良さが上がります。一方、湿気を吸いやすいので、水分・油分が付きやすいです。一般的に単価の販売方法は、布クロスの幅が90cm単位での裁断となります。
布クロスの使用用途
自然素材で温かみのある部屋になり、調湿性もあるので、部屋の居心地の良さが加わります。
織り方・加工の違いによって、一般的な織り方の平織壁紙や貼り付けしやすい綾織壁紙があります。また、縦の糸が多く表面に出てくる織り方をするのが朱子壁紙です。この他に、不織布壁紙、植毛壁紙などがあります。
麻、パルプ、木綿、レーヨン、シルク、サテンなどが代表的な素材です。一般的なものはレーヨンで、自然素材感を出したい場合は、木綿や麻を使い、高級感を出したい場合にはシルクやサテンのものが使用されています。ビニールクロスに比べて価格が高くなりますが、最近では、撥水加工をした水回りに使える商品や汚れが目立ちにくいよう工夫した商品もあります。