オールアンカー

オールアンカーとは

オールアンカー

オールアンカーとは、サンコーテクノ株式会社から販売されているあと施工アンカーの商品名です。コンクリートの母材に物を取り付けるために用いられます。

アンカーには「先付けアンカー」と「後付けアンカー」の2種類があります。先付けアンカーはコンクリート打設する前に所定の位置へアンカーをあらかじめ設置しておきますが、後付けアンカーはコンクリート打設を先に済ませて硬化した後に所定の位置に穿孔をしてそこへアンカーを設置します。オールアンカーは後付けアンカーに分類されます。後付けアンカーは一般的にあと施工アンカーと呼ばれています。

オールアンカーの使用用途

オールアンカーは主に建築や土木の分野で幅広く使用されています。普段の生活で目にすることができるものとして、物置の転倒防止を目的としてコンクリート土間などに固定するのに使われていたり、自動販売機を地面に固定したりといったところで使用されています。

既存のコンクリート土間やブロック塀へ何かを固定する際には、木材などと違い加工が容易ではないことや、そのままボルトとナットを用いることができません。そこで使用されるのがオールアンカーです。母材に穿孔することができれば、容易に物を固定することができるといったところが重宝されています。

オールアンカーの原理

オールアンカーには芯棒打込み式、本体打込み式がありますが、どちらも頭部の段部や本体頂部をハンマーで打込むだけで施工できます。他の製品には施工の為に打込みパンチなどと呼ばれる打込みの為に用いる専用の打込み棒が必要なものもありますので、それらと比較するとオールアンカーは施工性に優れています。

穿孔しオールアンカーを穴に差し込み、芯棒または本体をハンマーで打ち込むことにより、コンクリート内部でオールアンカーの外周が膨らむことにより太さが増します。それによりオールアンカーとコンクリートとの隙間が無くなり固定される仕組みです。オールアンカーのコンクリートより出ている本体部分は雄ネジになっているので、そこへナットを使用して物を固定することができます。

またあと施工アンカーなので、固定したい物を所定の場所に据え付けてから穿孔して施工できるので、「あらかじめ穿孔しておいたが、いざ機材を据え付けてみたら位置が合わない」などといった
穿孔位置のズレによるトラブルを防ぐことができます。

参考文献
https://www.anchor-jcaa.or.jp/anchor/foundation.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です