グルカンとは
ブドウ糖を含む多糖類の全般的な名称です。類に多く含まれるβ-グルカンが有名で、α-グルカンとβ-グルカンがあります。
α-グルカンを代表する物は、米や餅に含まれるアミロースや、動物の貯蔵糖であるグリコーゲンなどです。植物が光合成によってつくるデキストリンやデンプンなどを含有し、食物の甘味を生み出します。
β-グルカンは、真菌や植物に多く含まれています。人間の体内では分解、吸収されませんが、健康に大きな効果があるとされています。
グルカンの使用用途
大きく、下記3つの効果があります。
- 集中力を高める効果
α-グルカンのでんぷんやアミロース、アミロペクチンは、アミラーゼという酵素で分解され、ブドウ糖として体に取り込まれます。ブドウ糖は、脳のエネルギー源で脳を活性化させ、集中力や記憶力を高めます。 - 免疫力を高める効果
β-グルカンは免疫力を持ち、細菌やウイルスに対する抵抗力を高めます。β-グルカンは免疫関連物質であるインターフェロンの生成促進作用があります。また、体内でマクロファージやナチュラルキラー細胞、白血球など免疫機能として細胞の働きを活性化します。β-グルカンは免疫効果があるので、β-グルカンの摂取による風邪やアレルギー症状の予防・改善をする効果もあります。 - ガンを予防および抑制する効果
β-グルカンの免疫効果によるガンの抑制力が期待されています。β-グルカンは、免疫力を高めることによって間接的にガンを攻撃します。β-グルカンは、ガン細胞の成長を抑制するナチュラルキラー細胞やマクロファージなどの免疫細胞を活性化させる作用によって、腫瘍抑制効果が認められています。