ペダルレンチとは
ペダルレンチは、自転車などのペダルを取り外す目的に特化したレンチです。ペダルを取り外すためにはペダルとクランクの間の狭い隙間にあるナットを外さなくてはなりません。そのためペダルレンチは一般的なレンチよりもヘッドが薄く、力を入れやすいように柄にある程度の長さがあるのが特徴です。
女性など力の弱い人でも使用できるように、グリップ部分に工夫が凝らされたものも多くあります。口径部の傾きや柄の長さにより使い心地に変化があります。
ペダルレンチの使用用途
自転車などのペダルを外すのに特化したペダルレンチは、自転車のペダル交換だけでなく自動車の整備にも使われます。
ロードバイクやクロスバイクのペダルをビンディングペダルに交換するためにペダルレンチが使われることも多いです。1つのペダルレンチで複数の自転車に対応できるよう、口径部の大きさを変えられるものもあります。
ペダルレンチが一本あると様々な場合に処置ができるため、ツーリングなどで携帯されることもあります。
ペダルレンチの選び方
ペダルレンチを選ぶ際のポイントをご紹介します。
- ヘッドの厚み
ペダルレンチはペダルとクランクの間に差し込むため、ヘッドの厚みが5mm以内のものを選びましょう。持ち運びのしやすさを重視する場合は厚みが2~3mmのものを選ぶと良いでしょう。 - 口径部の角度
柄に対して口径部が15°の角度で取り付けられているペダルレンチが最も一般的です。複数の角度で使用したい場合は、異なる角度の口径部が両端についているペダルレンチを選べば、裏表で角度が異なることから1本で4種類の角度で使用することが可能です。 - グリップの長さ
グリップの長さは30cmを目安に選びましょう。ツーリングの際に携帯する場合など、扱いやすさよりも持ち運びのしやすさを重視する場合は、20cm程度のものを選ぶと良いでしょう。 - 握りやすさ
グリップの形状が製品によって異なります。円柱状や滑り止め付きのグリップなどの握りやすいペダルレンチは、女性が使う場合や錆びついてしまったナットを緩める時に適しています。