フィニッシュネイル

フィニッシュネイルとは

フィニッシュネイル(仕上げ釘)は、シート状に並べられた状態で、フィニッシュネイラ(仕上げ釘打機)に装填して使われる釘です。内装作業で、巾木、化粧材を固定するために、フィニッシュネイラは使用されます。

同様の用途で使われるピンネイル(ピン釘)に頭部がないのに対し、フィニッシュネイルには頭部があります。そのため、天井の仕上げ作業のように保持力を必要とする場合は、フィニッシュネイルが使用されます。

フィニッシュネイルの頭径には、1.9と1.4mmの2種類があり、1.4mmの方を「スーパーフィニッシュネイル」と呼びます。

フィニッシュネイルの使い方

打ち込み前の準備として、フィニッシュネイル(仕上げ釘)は、フィニッシュネイラ(仕上げ釘打機)のマガジン内に装填されます。フィニッシュネイラの射出口を対象物に押し当ててトリガを引くと釘が発射されます。

使用時は、以下の点に注意して下さい。

  • 打ち損じて釘がはね返ることがあるため、保護メガネの着用が必要です。
  • 釘の誤発射を防ぐため、釘を装填する時、トリガはロックし、エアホースは外さなければなりません。
  • 本体の故障を防ぐため、メーカー指定の釘を推奨します。

フィニッシュネイルの選び方

フィニッシュネイルの選定で重要なポイントは、仕上がり具合を考慮したうえで、釘の色、長さ、径を検討することです。

釘の頭部には、色が塗られています。これは、打ち込む対象物に合わせて選ぶことで、釘を目立ちにくくするためです。選定できる色の種類は、シロ、チャ、ベージュ(ライト~ダーク)、ライトキャメルがあります。

対象物の厚みに応じて釘の長さは選定する必要があります。釘の長さは、15~55mmの幅広い範囲でラインナップされています。

フィニッシュネイルには、頭径が少し小さいスーパーフィニッシュネイルがあります。仕上がり具合を目立たなくしたい場合は、スーパーフィニッシュネイルを検討するのが良いでしょう。下記は、釘の頭径と軸径です。

  • フィニッシュネイル:頭径1.9mm、軸径1.25~1.3mm
  • スーパーフィニッシュネイル(超仕上げ釘):頭径1.4mm、軸径1.25~1.3mm

寸法に数値上の差がなくても釘は、フィニッシュネイラと同じメーカーのものを使うことを推奨します。理由は、釘が詰まりやすく打ち込みが弱くなる懸念があるためです。

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