六角レンチとは
六角レンチとは正六角形の断面をもった金属の棒状の工具で、正六角形の穴を持つボルトやネジを締めるのに使われる道具です。
六角レンチの持ち手の形状には種類があり、それぞれに特徴があります。六角レンチは穴の大きさにぴったり合うものしか使用することができません。レンチと穴の接する面積が大きいため、同じ穴を締める道具であるドライバーに比べてボルトが壊れづらく力を伝えやすいという特徴があります。様々な大きさの穴に対応できるよう、太さの異なる6~7本の六角レンチがセットになった製品も多く販売されています。
六角レンチの使用用途
六角レンチにはT型、L型、ドライバー型など様々な形状があり、また先端の太さにも様々なものがあります。各製品の形状によりその適した使用用途は異なります。
六角レンチとして最も一般的なのがL型の六角レンチです。L型のものは最も汎用性が高く、家庭などに常備しておく目的に適しています。T型のものは連続して長く使用する場合に適しており、ロードバイクの調整などに使われます。ドライバー型の六角レンチは強く締めることができるため、DIYなど安全性を重視したい作業に適しています。
六角レンチの選び方
六角レンチを選ぶ際に重要なポイントをご紹介します。
- 持ち手の形状
「六角レンチの使用用途」にあるように、六角レンチにはT型やL型などの持ち手の形状があり、それぞれ適した用途があります。六角レンチを選ぶ際には使用する場面に合った形状のものを選びましょう。様々な場面での使用が予想される場合はL型のものを買うとよいでしょう。 - レンチの太さ
六角レンチは金属棒が穴にぴったりはまらないと使用することができないため、穴の大きさに応じてレンチの太さを変えなければなりません。レンチを差し込むボルトやネジの穴には様々な大きさのものがあるため、必要な太さのレンチを選ぶようにしましょう。 - レンチの長さ
レンチ部分の長さにも様々なものが存在します。レンチ部分が長くなるほど強い力で締めることができるため、本締めをする際や硬いボルトを締める際にはレンチの長いものが適しています。一方レンチの短いものは持ち運びや収納が簡単であるという特徴があります。家庭で使う目的である場合はレンチが短く複数本がセットになったものを選ぶとよいでしょう。