ミニチュア管継手

ミニチュア管継手とは

ミニチュア管継手(英語:Miniature Pipe Fittings)は、配管布設する場合に管と管を接続するために用いられ、特に小さい配管サイズ用の継手になります。一般的に、空気や蒸気・水・油などの流体に使用します。

ホースと鋼管銅管用があり、直線や90度屈曲、T形3方口、閉止など様々な形状や種類、ねじ込み式やワンタッチ接続式、差し込み式、バーブ式(接続するチューブが抜け難くするためにギザギザな外形形状になっている)などの接続方法があります。

ミニチュア管継手の使用用途

ミニチュア管継手は、管もしくはチューブ同士や、継手同士を接続するための継手の一種で、一般の継手と同様に配管布設の際に様々な場面で使用されます。

食品や化学産業、原子力の設備・製造機械などで幅広く使用されており、エルボやニップル・ユニオン・ティー・ブッシュ・レデューサ・プラグなどがあります。

適用チューブ外径は、φ3.2からφ6 mm、接続用ねじサイズはM3, M5の2種類もしくはRc 1/8になります。

ミニチュア管継手の原理

ミニチュア管継手は、一般的な継手と同様に配管内の流体を漏洩させることなく、管(チューブ)同士や継手同士、管と継手または装置・機器を接続し、配管全体を布設するために使用する重要な部品です。

ミニチュア管継手と管(チューブ)との接合は、バーブ式や管用テーパねじが用いられています。また、容易に管をミニチュア管継手に接続できるような、ワンタッチ構造の継手や、工具無しで接続できるタイプもあり、施工やメンテナンス時の脱着が容易に行えます。

継手の材質(主に流体に直接触れる部分のボディなど)は、ステンレス鋼や快削黄銅鋼(無電解ニッケルめっきを施しているものもある)が使用されており、流体や使用環境に対して必要な耐食性や耐孔食・耐粒界腐食性がなど、用途に合わせて選択することが大切です。

また、接続方法が管用テーパねじ込み式の場合は、ねじ込みの深さが一様にならないため、継手や配管の向きが自由になりません。そのため、ユニオン継手を使用して、向きを自由に変更できるようにします。

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