レベルバンド

レベルバンドとは

レベルバンドとは、両端にねじとナットが付いた構造をしている固定器具のことです。

床面の水平さや傾きなどに左右されずに使用する対象の勾配を任意のレベルで調節することができるほか、対象物の高さも調節することができます。中にはワンタッチで使用できるもの、耐食性や耐久性に優れたものなど、工夫された機種もあり用途に合わせて選択することができます。

レベルバンドの使用用途

レベルバンドは、両端に取り付けられたナットとねじによって配管を固定、傾きを変えることで配管の勾配レベルを幅広く調整することができます。

床下や天井などで排水管や配管の施工や固定する際に使用されており、別名排水管支持金具などと呼ばれる場合もあります。また、水回りの部材である排水管の他にポンプや油圧機器などに対しても使用されています。

レベルバンドの原理

構造は非常にシンプルで、台座に取り付けられた2つの棒に半円型の金具であるバンドが上下に分かれて取り付けられ、この金具の間に配管などのパイプをのせて上下の金具で挟み金具をナットで締めることで固定させています。

下側の金具の高さを変化させて配管の高さの位置と勾配レベルを変えることができるため、任意の傾きに調節しています。

スライドレベルと呼ばれる種類は配管をスライドさせることで配管を固定しています。温度変化の大きい浴室や台所では配管の伸縮が原因でトラブルが起きることがあります。スライドレベルは温度変化による配管の伸縮を考慮してレベルバンドのようにしっかりと固定するのではなく、配管とバンドの間にあそびを持たせることで配管の伸縮に対応することができます。

参考文献
https://www.monotaro.com/g/02968033/
https://www.monotaro.com/g/00264236/
https://www.showa-cp.jp/products-own/level/

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