ペアガラス

ペアガラスとは

ペアガラスとは、2枚のガラスの間に空気や特殊なガスを密閉した中間層を有するガラスです。

これは複層ガラスとも呼ばれる構造で、一般的に使用される単板ガラスと比較して高い遮熱性能を持つ点が特徴です。2枚のガラスをスペーサーと呼ばれる部材で固定し、その周囲をシーリング材で密閉することで中間層に乾燥した空気や不活性ガスを封入する仕組みです。

また、ガラスの一方の面や両面に特殊な金属膜をコーティングした製品も広く販売されており、この金属膜によって遮熱効果や断熱効果がさらに向上させています。このように、ペアガラスは熱の出入りを大幅に抑える製品です。室内の温度を快適に保ちやすく、結果として冷暖房の使用を効率化できる窓ガラスです。

ペアガラスの使用用途

ペアガラスは以下のような用途で使用します。

1. 一般住宅

最も一般的な使用用途は、戸建住宅やマンションの窓です。窓は建物の中でも特に熱の出入りが多い部分であり、夏の暑さや冬の寒さが室内に伝わる大きな原因となります。ペアガラスを窓に採用することで、外気温の影響を受けにくくなり、冷暖房の効率を大幅に向上させます。また、窓ガラスの結露を抑制する効果もあるため、カビの発生を防ぎ、住環境の衛生面にも役立ちます。

2. 商業施設・公共施設

オフィスビルや病院などの大規模な建物でも、ペアガラスは欠かせない建材の一つです。これらの施設は窓の面積が大きくなる傾向があるため、単板ガラスを使用すると冷暖房の負荷が大きくなります。ペアガラスの導入は空調効率の改善による光熱費の削減に直結します。室内の温度変化を効果的に防ぎ、快適な学習・業務環境や、商品や展示物の保護にも貢献します。

3. 特殊な用途

ペアガラスは遮熱効果だけでなく、防音効果を高めた製品としても利用されます。例えば、交通量の多い道路沿いの建物や空港周辺の建物など、騒音対策が必要な場所でも活用します。ペアガラスの中間層が音の振動を和らげるため、遮音効果を発揮します。また、温度管理が重要なワインセラーのガラス扉など、熱の移動を防ぎたい特殊な用途にも活用されます。