モノフィン

モノフィンとは

モノフィン

モノフィンとは、イルカの尾びれのような形をしたフィンです。通常の片足ごとに履かず、両足を入れます。

モノフィンは、バタフライの足の動きと同じドルフィンキックで泳ぎます。泳ぎ方も、足ごとのフィンの泳ぎ方とは違い、イルカのように体をしならせながら泳ぐため腰に負担がかかります。練習を積んで慣れてくると、水面からジャンプをしたり、上半身を水面にあがって立ち泳ぎをすることもできます。スピードもクロール上級者の1.5倍の速さで泳ぐ事ができます。 次世代のモノフィンは、関節を設けたり、推進力を調整する機構がついて、イルカの尾びれに近い動きをするものも出てきています。フィンも小型化され早いキックが可能となり、上級者は、水泳選手の2倍の速さで泳ぐ事ができます。

モノフィンの使い方

モノフィンの使い方は、イルカのように海を速く泳ぐことを楽しんだり、アクロバットのように水面からジャンプしたりして楽しむことです。

フィンスイミングと言われるフィンをつけて泳ぐスピード競技もあります。シュノーケルをつけて泳ぐサーフィスや、小型のボンベを使って潜水しながら競うイマージョン、装備を使わず潜水して競うアプニアなどがあります。日本ではマイナーなスポーツですが、第二のオリンピックと呼ばれるワールドゲームズの正式種目で、世界中で人気の高いスポーツです。どこまで素潜りで深く潜れるかを競うフリーダイビングもあります。

人魚のような腰までのコスチュームもあり、人魚になってフォトジェニックな写真を楽しむこともできます。また海で泳ぐと、イルカの興味をひいて近づいてくることもあります。

ボードフェンダー

ボードフェンダーとは

ボートフェンダー

ボートフェンダーとは、ボートが岸壁に横付けする際にボートを保護するためのクッション材です。

防舷材とも言われ、岸壁かボートのどちらかに設置して使用します。様々なタイプがあるためボートの大きさや岸壁の形に合わせて選択することが大切です。

素材は、外板が厚いボートではタイヤ、ゴム、ウレタンです。外板が薄いプレジャーボートではマリングレードPVCが適しています。アンカーボルトで取り付けるタイプや、紐で吊り下げるタイプなどがあり、どのタイプも取り付けや場所の変更が容易です。

ボードフェンダーの使用用途

ボートフェンダーは、船体にキズがつかないように保護するため、船体や接舷する場所に合わせて選びます。

  • ツインアイフェンダー
    ボートの両端にロープを取り付けて使うタイプです。低コストで、Mから3Lサイズまであります。
  • センターアイフェンダー
    ボートにロープを貫通させて使用します。縦向きにもつけられます。
  • ドロップアイフェンダー
    吊り下げて使用します。岸壁にもボートにも手軽に使用可能です。
  • エアードックバンパー
    プライベート桟橋などに設置して使うタイプです。フェンダーなしで着岸できます。
  • ドックホイール
    桟橋の角につけ、ホイールが回転して衝撃を和らげるタイプです。
  • インフレータブルフェンダー
    大型船の衝撃に耐えられる様に開発されたタイプです。
  • スチロールバレル
    クルージングの時に浮桟橋がない所や漁港に接岸する際に使う発砲スチロールのフロートです。

ペダル式カヤック

ペダル式カヤックとは

ペダル式カヤック

ペダル式カヤックは、足漕ぎカヤックともいわれ、ペダルを足で漕ぎ、カヤックの下に付いた推進機を動かし川や海を移動するものです。

種類としては、ミラージュタイプ、プロペラタイプがあります。

ミラージュタイプは、HOBEI社が開発したミラージュドライブと言われるフィンが船底に付いたカヤックです。特徴は、推進力にすぐれ、動き出すと軽いペダル操作で進む事ができます。長距離の移動や、体力に自信がない人におすすめのタイプです。後ろ向きに進むことが出来ず、小回りがききません。また価格は、30万円以上と高価です。

プロペラタイプは、船底にスクリューがついているカヤックです。小回りや後ろ向きに動くことができますが、ミラージュタイプに比べ、推進力がおとり、足腰に負担がかかります。また長距離にはあまり向いていませんが、狭い場所にはおすすめです。また価格も20万円から購入できます。

ペダル式カヤックの使用用途

ペダル式カヤックは、フィッシングに使われます。

カヤックを使ったフィッシングは、カヤックフィッシングと言われ、川や海岸・湖などをカヤックで移動して釣りをする方法です。

カヤックフィッシングは、船で移動して合間にカヤックで、釣りをするのではなく、釣りを目的としてカヤックをつかうことです。

手軽でアクティビティ性もあるカヤックフィッシングは、アウトドアブームに乗って、人気のある釣りのやり方です。

長距離を移動できるペダル式カヤックでは、湖の真ん中に行くのも楽に移動することや海に乗り出して自分の好きな場所で釣りをすることができます。

魚が釣れるポイントまで、スムーズに移動でき、エンジンを積んでいないので、魚が警戒しないように近ずく事ができるのがカヤックの魅力です。

また、愛犬をカヤックに乗せて一緒にフィッシングを楽しむこともできます。

ベースレイヤー

ベースレイヤーとは

ベースレイヤーとは、肌に直接身につけるアウトドア用の下着です。

一番初めに着るため、ファーストレイヤーとも呼ばれます。ベースレイヤーは汗を素早く吸収し、体から水分を分離して湿気を外に出します。速く乾くため冷えを防げるうえ、肌を乾いた状態に保つため体温を維持できます。

ベースレイヤーの素材は、化学繊維が主流です。吸収性が良くて速く乾きますが、乾いた後に雑菌が発生しやすく臭う可能性があります。天然素材の羊毛の1つであるメリノウールは雑菌が繁殖しにくく匂いが押さえられ、また冬場に使うことで保湿効果がプラスされます。ベースレイヤーを探す際にはマリン用より登山用の方が種類は豊富です。

ベースレイヤーの使用用途

ベースレイヤーが海のアウトドアで活躍するのは、ダイビングやシーカヤックなどです。ダイビングではダイビングスーツを着るため、汗による冷えの回避が必要です。

自然素材のコットンやレーヨンの製品は吸水性や保水性が高いため避けた方が良く、速く乾くポリエステルなどの化学繊維の製品が向いています。ダイビングを頻繁にする場合には、アウトトラウトなどのダイビング専用のベースレイヤーが適しています。

冬場のシーカヤックのときには防寒のため、ベースレイヤーの上に中間服 (ミドルレイヤー) と外着 (シェルレイヤー) の3枚重ねで着るレイヤリング (英: layering) が重要です。天然素材のメリノウール製のベースレイヤーが適しています。

濡れても体温を奪わないため、お尻があまり冷たく感じません。冬のアウトドアで遊ぶ場合にベースレイヤーは、欠かせないアイテムです。

ベースレイヤーの原理

主にベースレイヤーの素材は、化学繊維、ウール、ハイブリッドの3種類に分類されます。ハイブリッドは化学繊維とウールを混紡した素材です。

1. 化学繊維

吸水速乾性に優れていますが、擦れて破けにくいです。ただし、汗で濡れた場合には冷たさを感じます。何日も着続けると不快な臭いが生じます。

2. ウール

天然の消臭効果のため、不快な臭いが生じにくいです。汗で濡れたときに冷たさを感じにくく保温性が高いです。耐摩耗性や速乾性は化学繊維に劣ります。

3. ハイブリッド

化学繊維とウールの特徴を併せ持った素材です。ただし、化学繊維100%やウール100%と比較すると、耐摩耗性、吸水速乾性、消臭効果などが劣ります。大量の汗をかく場合には化学繊維が、寒がりの場合にはウールが適しています。

ベースレイヤーの構造

ベースレイヤーの首回りの構造にはジップネックとラウンドネックの2種類があります。アンダーウェアは生地の厚さが選択でき、ライトウェイトやミッドウェイトなどがあります。

1. ジップネック

ジップネックは首回りの日焼けを防止でき、ファスナーを開閉すると体温を調整可能です。見た目がテクニカルなため、タウンユースには向いていません。

2. ラウンドネック

ラウンドネックはカジュアルウェアに多く、街中で着て違和感がありません。体温を調整できず、首回りが露出して紫外線を浴びる箇所が広いです。

3. ライトウェイト

ライトウェイトの生地は薄く、汗で濡れた場合に乾きやすいです。行動中は暑くなりにくく速乾性に優れています。ただし保温性は高くないため、夏場に適しています。

4. ミッドウェイト

ミッドウェイトの生地は厚く、適度な保温性を持っています。夏場に激しく運動すると暑く感じる可能性があり、春や秋に向いています。

ベースレイヤーの種類

ベースレイヤーのシルエットはアンダーウェアとシャツに分類可能です。タイトなアンダーウェアに対して、シャツはゆったりしています。

1. アンダーウェア

肌に密着するため、素早く汗を吸い上げます。しかしアンダーウェア1枚だけでの行動には向いていません。

2. シャツ

ボディーラインが隠れ、1枚だけで行動しやすいです。肌から生地が離れているため、アンダーウェアと比較すると吸水性が劣っています。

ニーボード

ニーボードとは

ニーボード

ニーボードとは、サーフボードより短い板にサーフィンと違い立たずに正座のような姿勢で膝立ちをして乗るボードのことです。また、そのボードを使ったマリンスポーツのことを指します。

1960年代にロングボードが主流の時代に、よりスピードとカービング(波を削りながら波にのること)のスリルを求めてオーストラリア・シドニーで生まれました。

ボードの寸法は、およそ長さ49〜60インチ、幅20〜24インチで、下に魚の背びれのように2つフィンがついているタイプが主流です。

波に乗るために足にフィンをつけ、ボードの上に膝をたて、波に乗り、体重移動でコントロールします。

ニーボードをする人は、ニーボーダー(通称ニーロ)と呼ばれます。ニーボーダー人口は、90年代にボディーボードの普及と共に激減しています。

ニーボードの使用用途

ニーボードは、海でのサーフィンや、湖や川などで、水上スキーやボートの後ろに曳航されながら遊ぶマリンスポーツで使用されます。

ボードの上に立つサーフィンよりも、膝立ちの姿勢でボードに乗るため海面からの距離が近く、小さい波でも大きく見え、また体感スピードが早く感じられます。体重移動でコントロールできるようにサーフィンボードより軽くできているため、軽い体重移動でターンが出来たり、海面から近いことから波に腕をいれることができるのが特徴です。

オーストラリア・ビィクトリア州では、毎年ニーボードのコンテストが年1回開催されています。足の悪い人や、腰の悪い人でも、膝立ちで乗ることができることから、障害のある人でも楽しめるマリンスポーツです。パラサーフィン大会も開かれています。

またモーターボートなどの後ろで曳航されるニーボードは、女性や子供も楽しめる夏のレジャーの一つとなっています。

ドライスーツ

ドライスーツとは

ドライスーツ

ドライスーツとは、海や湖など水中に潜る際に着用するウエアの1種です。

ウエアの内部に水が浸入しないよう、防水機能を備えています。温度が低い水中に潜る際に生命を守る機能があるほか、汚染物質が含まれる水中の作業にも適しています。体温の低下を防ぐ機能もあり、素材自体が保温性に優れているスーツやインナーウエアと合わせて保温性を保つスーツなどさまざまです。

ドライスーツは、ネオプレーンタイプと呼ばれる合成ゴムとシェルタイプと呼ばれるナイロンのような防水機能のある素材で作られたタイプの、2種類に分類可能です。日本では、合成ゴムでできたドライスーツが多く使われています。

ドライスーツの使用用途

ドライスーツにはウエアの内部に水を侵入させない機能に加えて、体温を保護する機能があります。2つの機能によって低水温や低気温での水中や水上での活動の際に使用可能です。

水中活動では、水温がおよそ23°Cよりも低くなる条件下でドライスーツを着用します。レジャーのダイビングのほか、水中での建設作業、水難事故での捜索並びに救助作業、潜水して行う漁などで使われます。

その一方で、水上では気温が低い季節を中心に、サーフィン、ウインドサーフィン、ジェットスキー、ヨットセーリングなどのマリンスポーツで利用可能です。救助活動や漁業で当事者が冷たい水中に落ちる危険性がある場合にも、防護用として着用します。

ドライスーツの原理

ドライスーツはワンピース型です。潜水用ではブーツだけでなく、グローブやフードも一体になっています。

スーツと身体の間には専用インナーやアンダーウェアを着るため、ルーズフィットに仕立てられている場合が多いです。防水ファスナー開口部で着脱し、防水性シールで水の浸入を防ぎます。

ドライスーツの構造

ドライスーツに使用されている素材はネオプレンスーツとシェルスーツで異なります。

1. ネオプレンスーツ

ネオプレンスーツの生地には発泡クロロプレンが使われ、内側はジャージや起毛タイプで、外側はジャージタイプが多いです。発泡クロロプレンゴムの生地の外側にはゴムのような非吸水性素材がラジアルコーティングされています。

2. シェルスーツ

シェルスーツに使用されている素材は、圧縮ネオプレン、バイラミネート、トリラミネート、加硫ゴム、防水透湿生地などです。高い硬度を有する発泡クロロプレン生地を用います。

バイラミネートやトリラミネートは繊維質の布帛をプラスチックやゴムのような防水性フイルムの片面に貼り合わせています。加硫ゴムは、ポリエステル織物などがエラストマーによってコーティングされた素材です。防水透湿生地としてゴアテックスなどが使われます。

ドライスーツの種類

主にドライスーツはネオプレンスーツとシェルスーツの2種類に分類されます。

1. ネオプレンスーツ

国内で販売されているドライスーツのほとんどの素材や形状が、ネオプレンスーツです。発泡クロロプレンを生地に使用し、タイトフィットに作られています。生地に保温性があり、水が内部に浸入した場合でも保温性を確保可能です。

しかし、厚いアンダーウェアを着用できず、冷たい水中では使用できません。保温性を落とせないため、暖かい水中にも適していません。

発泡ネオプレンは生地内に気泡があり、周囲の水圧で保温性が変わり、ピンホールが生じやすいです。水中での運動性は優れていますが、陸上での運動性は制限されます。

2. シェルスーツ

シェルスーツは防水性の布地を生地に使用してルーズフィットに作られています。生地の保温性はなく、インナーウェアを着て保温性を確保し、極寒環境から高い水温の場合まで対応可能です。水中での運動性は低いですが、陸上での運動性は優れています。

生地の伸縮性が必要なく、優れた耐久性や強度の素材を使用可能です。水圧で浮力や保温性が変化しません。ただし流通量が少ないです。

ダイビングブーツ

ダイビングブーツとは

ダイビングブーツ

ダイビングブーツはダイバーが潜水時に履くブーツのことで、陸上を歩く際や船上でも履きます。靴底が厚い普通の靴に近いタイプのものと、靴底が浅く、やわらかくてソックスのようなタイプのものがあります。また、靴底が厚いタイプのものは、靴底がデコボコしたカレンダーソウルと、フラットになっているデッキソウルと呼ばれるものがあります。

通常、ダイバーはダイビングブーツの先にフィンを装着して潜水します。そのため、ダイビングブーツを選ぶ際には、自分の足にフィットしたものを選択すると同時に、フィンをうまく履けてフィットしているかも確認します。厚底タイプのブーツには、後ろ側にフィンストラップ止めが付いているものが多くあります。

ダイビングブーツの使用用途

ダイビングブーツはダイビングをする際に使用します。使用目的は主に3つあります。

1つ目は、フィンを装着した際にフィンから足を守る為に使用します。ダイビングに使用するフィンは靴よりも遥かに大きく、動かしたときに足に加わる力も大きいので、ダイビングブーツを履いていないと、足がすぐに靴連れと同じようなダメージを受けます。

2つ目は、ダイバーの足の裏をケガから守ります。船上や砂浜、岩場の上を歩く際に、素足で歩くと、足をケガする危険性があります。ダイビングブーツのソールが歩いているときのケガを防ぎます。

3つ目は、冷たい水中での体温低下を防ぎます。厚い素材でできたダイビングブーツは、ダイバーの足先が直接に水に触れる場合に比べて、体温の低下を防ぐ機能が有ります。

ダイビンググローブ

ダイビンググローブとは

ダイビンググローブ

ダイビンググローブとは、ダイバーが潜水の際にウエットスーツやドライスーツと一緒に着用するグローブです。

メッシュ素材やジャージ素材、ネオプレーンなどのゴム素材があります。形状は指先をカットしたタイプもありますが、五本の指全部を覆うものが標準的です。

手のひら部分にすべり止めが付いているものと付いていないもの、すべり止めが強力なものと弱いものがあります。また、手首部分は水の侵入を防ぐことを重視してリストバンドが装着されたものと逆に脱着のしやすさを考えたものなど、仕様はさまざまです。

ダイバーは、使用時の水温や用途を考慮してダイビンググローブの選択が重要です。

ダイビンググローブの使用用途

ダイビンググローブはダイバーが潜水する際に、岩、サンゴ、トゲのある魚などから手先を保護するために使用します。冷たい水温の中での潜水で手先がかじかむのを防ぐため、保温性に優れていて水の侵入が少ないものが適しており、ネオプレーンを素材としたゴム製手袋が主流です。

水温の高い夏場の潜水には、メッシュタイプのグローブのように保温性や防水性がない代わりに、乾きが早くて手先の保護だけを考えたものが使われます。暖かい水中でカメラを使用する場合には、指先をカットしたものが用いられます。

魚突きをする場合には、モリが滑るのを防ぐために強いすべり止めが付いたグローブを使用可能です。

ダイビンググローブの原理

水中では体温が奪われやすく、体温が下降すると血管が縮んで手足などの末端から冷たく感じます。ダイビンググローブがないと手足が冷たくて体だけ暖かい状態になります。体温が下がると悪影響を与えるため、ダイビンググローブは防寒具の1つとして重要です。

陸上とは異なり、水中ではあまり身動きが取れず、水に流されて岩場に激突する危険性があります。咄嗟に手を出してぶつける可能性もあるため、ダイビンググローブを身に着けるだけで肌を危険から守れます。

ダイビンググローブの種類

主にダイビンググローブは、サマーグローブ、ウインターグローブ、3シーズングローブの3種類に分類できます。

1. サマーグローブ

通気性が良いメッシュ素材を生地に使用し、薄くて軽く、比較的暖かい春や夏などの時期に向いています。カメラや器材などの細かい操作が容易です。メッシュ素材は水温が高い場所では熱気を追い出せて暑く感じることなく使い勝手が良いです。午前と午後の2度に分けて用いる際にも、速乾性があるため干して乾燥させると気持ち良く使用できます。

2. ウインターグローブ

秋や冬などの寒い時期に適しており、春や夏でも水温が低い海で利用可能です。ネオプレーン素材の生地が一般的で厚みを持ち密閉性も高く、保温性に優れています。フィット感があるため馴染みやすいです。ただし、厚みのために動きが制限され、乾きにくくて着脱しにくいです。

3. 3シーズングローブ

春、夏、秋の3つの季節に使用できます。寒いシーズンにダイビングをしない場合におすすめです。生地はジャージ素材が用いられ、柔らかいだけでなく伸縮性や通気性が高いです。

生地にはラッシュガード生地やスーパーマテリアル生地なども使用されます。ラッシュガード生地は肌に馴染みやすく、スーパーマテリアル生地は肌の防護に適しています。

ダイビンググローブのその他情報

ダイビンググローブの素材

ダイビンググローブの素材は、メッシュ素材、ジャージ素材、ネオプレーン素材などに分けられます。

1. メッシュ素材
通気性が良いため、熱気を追い出しやすいです。薄くて軽く乾きやすく、夏や水温が高い海に向いています。

2. ジャージ素材
ストレッチが効いており、1.5〜2mmのタイプは防寒効果が高いです。春、夏、秋の3シーズンに適しています。

3. ネオプレーン素材
ダイビングスーツと素材が同じで外部からの冷たさを感じにくいです。3mmほどの厚さが適しており、内側の温度を逃がしにくいです。冬や水温が低い海でよく使用されます。

セーリンググローブ

セーリンググローブとは

セーリンググローブ

セーリンググローブは、帆で風を受けて進む“帆走ヨット”において、クルーが使う防護用の手袋です。

ヨットの操縦は、舫綱(もやいづな)を解くことから始まり、セイルの上げ下ろし、向きの変更など、常にロープを使う操作を行います。その間、ヨットは波や風の影響を受けて揺れています。この環境下で、手を防護しながら、確実に操縦を行うために、セーリンググローブは欠かせません。

セーリンググローブには、全ての指先を覆うものや、指先がカットされたもの、親指と人差し指の指先だけがカットされたものなどがあります。どのタイプも、激しく動くロープを掴んでも、容易には破れない強さを持っており、ロープに引きずられてもグローブが脱げないように、リストバンドが付いています。

セーリンググローブの使用用途

セーリンググローブはヨットを操縦するときに、手を防護するために使用します。ヨットの操縦では、舫綱のつけ外し、マストの上げ下げ、ジブの展開とトリミングなど、ロープに関わる操作が多く、激しく動くロープを掴んだ際に、手を摩擦によるけがややけどから守る為に使用します。

セーリンググローブは、耐久性に優れているほか、防水性や防寒性を備えたもがあり、これらの特性を活かして他のマリンスポーツでも使用されます。

具体的には、カヤックやカヌーなどのパドルを漕ぐとき、ディンギーやウインドサーフィンなどの風を受けて進む乗り物を操縦するとき、そしてジェットスキーの操縦や、水上スキーをするときにも使用されます。

ジェットスキートレーラー

ジェットスキートレーラーとは

ジェットスキートレーラー

ジェットスキートレーラーは、陸上でジェットスキーを運搬するために使用するトレーラーです。

車軸で結ばれた左右の車輪の上に、ジェットスキーを積載するためのフレームを乗せた形になっています。フレームには、ジェットスキーの上げ下ろしの際に使用するスロープレールとウインチ、トレーラを牽引車から切り離して止め置くときに使用する、トレーラージャッキがついています。

また、トレーラーの前部には、カプラーが付いています。このカプラーを牽引車後部のヒッチメンバーのヒッチボールと連結させて、牽引できるようにします。

トレーラーの後部には、自動車と同じように、公道を走るためのウインカー、ブレーキランプ、テールランプ、反射板が付いています。また、ナンバープレートも付いています。

ジェットスキートレーラーの使用用途

ジェットスキートレーラーは、ジェットスキーを目的の水辺まで陸上輸送するために使用します。牽引車で運ばれてきたジェットスキートレーラーは目的地に到着すると、牽引車に押される形で後ろ側から水中に入ります。後部が水に浸かった状態で、スロープレールを引き出し、その上をジェットスキーを滑らせて、水上に投下します。

トレーラーは自走できませんが、公道を走るために、道路交通法上の自動車と同じ扱いになります。車体の大きさに合わせたナンバーの取得が必要な他、車両検査に合格する灯火類を備えている必要があります。また、ジェットスキーを乗せた総重量が750kgを超えるトレーラーを牽引するには、牽引免許が必要です。