セーリンググローブ

セーリンググローブとは

セーリンググローブ

セーリンググローブは、帆で風を受けて進む“帆走ヨット”において、クルーが使う防護用の手袋です。

ヨットの操縦は、舫綱(もやいづな)を解くことから始まり、セイルの上げ下ろし、向きの変更など、常にロープを使う操作を行います。その間、ヨットは波や風の影響を受けて揺れています。この環境下で、手を防護しながら、確実に操縦を行うために、セーリンググローブは欠かせません。

セーリンググローブには、全ての指先を覆うものや、指先がカットされたもの、親指と人差し指の指先だけがカットされたものなどがあります。どのタイプも、激しく動くロープを掴んでも、容易には破れない強さを持っており、ロープに引きずられてもグローブが脱げないように、リストバンドが付いています。

セーリンググローブの使用用途

セーリンググローブはヨットを操縦するときに、手を防護するために使用します。ヨットの操縦では、舫綱のつけ外し、マストの上げ下げ、ジブの展開とトリミングなど、ロープに関わる操作が多く、激しく動くロープを掴んだ際に、手を摩擦によるけがややけどから守る為に使用します。

セーリンググローブは、耐久性に優れているほか、防水性や防寒性を備えたもがあり、これらの特性を活かして他のマリンスポーツでも使用されます。

具体的には、カヤックやカヌーなどのパドルを漕ぐとき、ディンギーやウインドサーフィンなどの風を受けて進む乗り物を操縦するとき、そしてジェットスキーの操縦や、水上スキーをするときにも使用されます。

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