ニーボード

ニーボードとは

ニーボード

ニーボードとは、サーフボードより短い板にサーフィンと違い立たずに正座のような姿勢で膝立ちをして乗るボードのことです。また、そのボードを使ったマリンスポーツのことを指します。

1960年代にロングボードが主流の時代に、よりスピードとカービング(波を削りながら波にのること)のスリルを求めてオーストラリア・シドニーで生まれました。

ボードの寸法は、およそ長さ49〜60インチ、幅20〜24インチで、下に魚の背びれのように2つフィンがついているタイプが主流です。

波に乗るために足にフィンをつけ、ボードの上に膝をたて、波に乗り、体重移動でコントロールします。

ニーボードをする人は、ニーボーダー(通称ニーロ)と呼ばれます。ニーボーダー人口は、90年代にボディーボードの普及と共に激減しています。

ニーボードの使用用途

ニーボードは、海でのサーフィンや、湖や川などで、水上スキーやボートの後ろに曳航されながら遊ぶマリンスポーツで使用されます。

ボードの上に立つサーフィンよりも、膝立ちの姿勢でボードに乗るため海面からの距離が近く、小さい波でも大きく見え、また体感スピードが早く感じられます。体重移動でコントロールできるようにサーフィンボードより軽くできているため、軽い体重移動でターンが出来たり、海面から近いことから波に腕をいれることができるのが特徴です。

オーストラリア・ビィクトリア州では、毎年ニーボードのコンテストが年1回開催されています。足の悪い人や、腰の悪い人でも、膝立ちで乗ることができることから、障害のある人でも楽しめるマリンスポーツです。パラサーフィン大会も開かれています。

またモーターボートなどの後ろで曳航されるニーボードは、女性や子供も楽しめる夏のレジャーの一つとなっています。

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