リニアベアリング球面角フランジ型 KTSBシリーズ
竹内精工株式会社

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この製品について

従来のフランジ型の場合、取付面を取付穴に対し正しく直角に加工しなければなりませんでしたが、「TSK球面フランジ付リニアボールベアリング (特許意匠登録) 」は、外筒が球面部によってフランジに支持される構造になっており、シャフトを通してからシャフトに合わせて球面部を固定するだけで、自動的に調整され完璧なアライメントを実現、取付面の直角加工という問題を解決しました。

■構造リニアボールベアリング外筒の一端に球面部が形成されており、これをフランジと筒状のロックスクリュウの各々に形成された対向する球面で挟みつけて支持します。ロックスクリュウのすりわりを締め付け固定します。尚、球面部の接触角は10°~13° (タンジェントの値で0.18~0.23) で摩擦角より小さくロックスクリュウの締め付けにより強固に固定できます。

■特長・フランジ取付面とシャフトの直角度を必要とせず取付けが可能です。従って取付部に高精度の加工が不要となり、フランジ取付部に要する加工費用を削減します。
・組立状態でシャフトの位置決めをした後、ロックスクリュウを締め付けることで容易に外筒を精度よく、しかも強固に固定することができ、組立工数の低減が図れます。
・フランジは容易に取外しでき、また逆向きに組み付けることも可能です。従って外筒が取付部から突出する向きに取り付けても球面の固定に支障はありません。
・球面及びその固定の機構はコンパクトな設計となっており、フランジの大きさは従来の固定型に比べ、1サイズ分大きくなっているだけです。また角フランジを使用されれば固定型の丸フランジ型より取り付けピッチは狭くできます。