低速2サイクル機関 S30ME-B9
阪神内燃機工業株式会社

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この製品について

■低速2サイクル機関とは掃気 (吸入) 、圧縮、燃焼、排気の1サイクル (周期) がクランクシャフトの1回転、すなわち、ピストンの2ストローク (行程) で行われる機関です。

■特長2サイクル機関は上記のようにクランクシャフト1回転で掃気 (吸入) 、圧縮、燃焼、排気のサイクルを行うので、クランクシャフト2回転で行う4サイクル機関に比べ、同出力では軽量・コンパクトになります。クロスヘッド方式採用よりロングストローク、低回転化を図っており、低燃費設計となっており、高出力域での連続運転で性能を発揮します。

■S30ME-B9・S35ME-B9燃料噴射を電子制御、排気弁開閉はカムで行いますが、高負荷域のみ閉タイミングを電子制御します。電子制御により各部分負荷域での燃料噴射を最適化し、燃費を低減させると共に低負荷運転時の性能も向上しました。また、低燃費を実現しながら、低CO2、低NOx、低PMを実現しています。アルファ注油システムを標準装備しシリンダ油の消費量を低減しました。

■S30ME-B9・S35ME-B9とは・S…Super long stroke　超ロングストローク
・ME…Electronically controlled　電子制御型
・-B…Exhaust valve controlled by camshaft　カム軸有電子制御型

■開発経緯大型内航船に採用されるL35MC6機関の出力・回転数を踏襲しながら、環境配慮型機関として開発しました。

■お客様に選ばれる理由高出力域での連続運転でも、電子制御することで燃料消費が改善できる点や、S30ME-B9はL35MC6機関の代替えとして計画しやすい事からも選ばれる理由となっています。