株式会社倉元製作所

宮城県
1975年
84人

会社概要

1975年の創業以来、液晶ガラス基板加工を中心にディスプレイ産業を支えてきました。1980年に株式会社へ組織変更後、TN・STN・TFT液晶用ガラス加工やSiO₂アンダーコート、ITO膜成膜など高度な技術を導入し、品質と信頼を築いてきました。1995年には株式を上場し、ISO9002・ISO14001認証を取得するなど、環境・品質への取り組みも強化。2000年代にはカラーフィルタ加工や海外展開を進め、ドイツSCHOTT社との合弁会社設立などグローバル化を推進しました。近年は液晶市場の変化に対応し、半導体分野のSiウェハ再生事業、DXソリューション「LARK」、業務用お掃除ロボット事業（子会社アイウィズロボティクス）、さらにペロブスカイト太陽電池事業へと事業領域を拡大。精密加工技術を基盤に、AI・IoT・再生可能エネルギーなど成長分野に挑戦し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

事業内容

■ お掃除ロボット事業
清掃スタッフの確保が難しい、掃除にかける時間や手間を減らしたい――そんな現場の課題に、AI搭載の業務用お掃除ロボットが応えます。
倉元製作所では、子会社・アイウィズロボティクス社製のロボットを製造・販売。施設の規模や用途に応じて選べるラインアップで、清掃の省力化・効率化・多機能化を実現します。

■ 高速AIカメラ事業
米国Wintriss社の正規代理店として、生産ラインや検査工程における欠陥検出を目的としたAIアルゴリズムを活用した欠陥検出カメラシステムを提供。
製造現場の微細な異常をリアルタイムで検出し、品質管理の自動化と生産性向上を支援します。

■ Lark事業（DX支援）
バイトダンス社が提供するクラウド型業務効率化ツール「Lark」の正規代理店として、企業のDX推進を支援しています。
チャット、ドキュメント、スケジュール管理などを統合したオールインワン環境により、社内外のコミュニケーションと業務フローの最適化を実現します。

■ ペロブスカイト事業
次世代太陽電池「ペロブスカイト」の研究開発・製造・販売を展開。軽量・柔軟性に優れた特性を活かし、建材一体型や移動型電源など多様な用途に対応。
再生可能エネルギーの普及に貢献します。

■ 石英クリニック事業
使用済み石英部材の洗浄・再加工による再生技術を提供。高純度石英ガラスの特性を活かし、資源の有効活用とコスト削減を支援します。

■ 基板（研削・研磨）事業
フラットパネル（FPD）用ガラス基板の開発、製造、販売

■ 次世代半導体パッケージ向けのTGV(Through Glass Via : ガラス貫通電極）・TSV
（Through silicon via：シリコン貫通電極)関連製品の製造・販売

会社沿革

1975年10月　有限会社倉元製作所設立、液晶ガラス基板加工開始
1980年8月　株式会社倉元製作所設立、TN液晶ガラス加工開始
1985年　STN液晶ガラス加工開始
1987年　SiO₂アンダーコート加工開始、TFT液晶ガラス参入
1994年　ITO膜成膜事業開始
1995年　株式上場（日本証券業協会）、メタル膜加工開始
1999年　ISO9002認証取得
2001年　カラーフィルタ上ITO成膜開始、ISO14001認証取得
2004年　ジャスダック上場、LADVIK設立
2005年　SCHOTT社と韓国で合弁会社設立
2010年　タッチパネル成膜・超薄型LCD研磨開始
2018年　Siウェハ再生事業開始
2020年　事業再生ADR成立
2022年　DX事業（LARK）開始
2024年　アイウィズロボティクス完全子会社化、業務用お掃除ロボット事業参入
2024年　ペロブスカイト太陽電池事業参入

メトリーの使い方

会社基本情報

郵便番号	〒989-5508
本社住所	宮城県栗原市若柳武鎗字花水前1-1
創業年	1975年
従業員数	84人
リンク	株式会社倉元製作所ホームページ