全てのカテゴリ
閲覧履歴
車載用通信モジュールについての概要、用途、原理などをご説明します。また、車載用通信モジュールのメーカー17社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。車載用通信モジュール関連企業の2024年11月注目ランキングは1位:Infineon Technologies AG、2位:株式会社タムラ製作所、3位:スミダコーポレーション株式会社となっています。
監修:株式会社LIMNO
車載用通信モジュールとは、乗用車、トラック、バスなどの自動車に搭載する電子機器類のことです。今日の自動車は電動化が進み、交通事故防止技術や自動運転技術の導入、ネットワークに接続しての情報サービスの提供などで、多種多様な車載機器が搭載されています。
例えば、運行記録用計器の一種であるタコグラフは以前からトラックやバスに搭載されて運行管理に使用されてきました。デジタルタコグラフは様々なセンサーとつながり、スピードだけではなく、急発進や急ハンドル、急ブレーキなども検知します。そして、自動車の異常な動きを検知した場合には、その時点の前後数十秒間の録画映像を、他のデータと一緒にSDカードに保存するようになっています。
ここでは、交通事故の防止と運転者支援のために使われる車載用通信モジュールを例に説明します。
交通事故の撲滅を目指して、世界中の自動車メーカー各社がADAS (英: Advanced Driving Assistant System) と呼ばれる先進運転支援システムの開発と実用化を進めています。ADASは自車の走行状況を監視するとともに、周囲の車両や歩行者の動きや障害物の有無も監視します。そのために速度センサーの他に、カメラと画像解析装置、ミリ波レーダユニット、超音波ソナーユニットなど様々な車載機器を複合して活用します。
ADASの主要機能の一つが衝突被害軽減ブレーキです。これは、ADASの司令塔の役割を持つECU (英: Electronic Control Unit)が、衝突の危険性があると判断した状況下で、表示や音、ハンドルの振動などでドライバーに危険を知らせ、それでも危険が回避されない場合には、アクチェーターをコントロールして、ドライバーに代わってブレーキをかけます。
また、自動車をネットワークにつなげて、ドライバーとの情報サービスセンターとの間で、さまざまな情報のやり取りができるようになりました。
ETC車載器は、ETCカードを差し込んで、有料道路の通行料金を自動的に支払うシステムです。これに加えてETC2.0の車載器では、高速道路の渋滞情報、工事情報や路上の落下物の情報、近隣の主要インターチェンジまでの所要時間予想などを音声で知らせてくれます。
また、各自動車メーカーは各自動車を通信機器を介して、自社のネットワークに接続し、様々な情報サービスを提供しています。例えば、オペレーションセンターにつないで、ドライバーが音声通話で目的地を告げると、オペレーターがドライバーに代わって目的地までの最適ルートを、その自動車のナビゲーションシステムに遠隔セットします。さらに、事故や病気、故障など非常時には、自動車に備え付けたヘルプボタンを押すと、オペレーターがその自動車の位置情報を取得し、警察、消防、JAFなど必要な機関に救援の要請をかけます。
運転者を支援する車載用通信モジュールは、表示装置とスピーカーを通して情報を伝え、タッチパネル、マイク、スイッチなどを介して情報を入手します。
自動車に対しては、自動車のエンジン、シャーシ、ボディの各部に取り付けたセンサーから情報を入手し、エンジンやブレーキ、ハンドルなどの各稼働部品に取り付けたアクチェーターを介して、コントロールや補佐をします。
そして、各々の車載用通信モジュールは、他の装置と連携し、共通のセンサーやアクチェーターを使って、自動車を安全に快適に走らせる目的で搭載されます。そのためには、車載機器間の制御の上下関係や、一つの車載機器が壊れた場合のバックアップ機能を考えて、搭載する車載機器の種類を決めます。
自動車の電動化や、高度な運転支援システムの導入が進むと、一台の自動車に搭載する車載用通信モジュールの種類が増えてきます。その一方で、自動車の中の空間は限られているため、大きさや形状を考慮する必要があります。
また、車載用通信モジュールは大きな温度変化や、高い湿度、激しい振動にさらされます。車内空間は比較的良好な環境ですが、エンジンルームや室外に取り付ける場合には、耐環境性を検討する必要があります。
また、自動車には電気ノイズを発生する装置が多く、車載用通信モジュール自身がノイズの発生源となる場合もあります。耐ノイズ性能の検討とノイズを発生させない機器の選択が必要です。
自動車の中の空間が限られるので、車載用通信モジュールの無駄な重複を避ける必要があります。従来はカーナビゲーションシステムが据え付けられていたところに、タッチディスプレイを設置し、ドライバーと自動車間のインタフェースを集約しています。
その一方でADASで使用するカメラと、ドライブレコーダーの録画用カメラは共通化されていない場合が多く、フロントウインドウのルームミラーの周囲にカメラが別々に取りつけられており、今後の統一が望まれます。
本記事は車載用通信モジュールを製造・販売する株式会社LIMNO様に監修を頂きました。
株式会社LIMNOの会社概要はこちら
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年11月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | Infineon Technologies AG |
17.4%
|
2 | 株式会社タムラ製作所 |
17.4%
|
3 | スミダコーポレーション株式会社 |
13.0%
|
4 | 株式会社北光 |
8.7%
|
5 | 京セラ株式会社 |
8.7%
|
6 | 東芝デバイス&ストレージ株式会社 |
8.7%
|
7 | パナソニックインダストリー株式会社 |
4.3%
|
8 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
4.3%
|
9 | 日豊電資株式会社 |
4.3%
|
10 | Texas instruments |
4.3%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年11月の車載用通信モジュールページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
64 点の製品中 3ページ目
64 点の製品中 3ページ目
株式会社イメージャー
40人以上が見ています
最新の閲覧: 9時間前
返信のとても早い企業
100.0% 返答率
0.2時間 返答時間
Thor VM3はWindows7 OSを搭載した車載端末です。12.1インチの超大型ディスプレイを採用し、冷凍倉庫などの過酷な環境でもご利用いただけます。
5,437 円
5,437 円
5,437 円
Metoreeに登録されている車載用通信モジュール64製品の2024年12月18日時点での価格データを元に算出しています。