ブレーキホースについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ブレーキホースのメーカー18社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ブレーキホース関連企業の2024年3月注目ランキングは1位:株式会社プロト、2位:株式会社明治ゴム化成、3位:株式会社ニチリンとなっています。
ブレーキホースとは、ブレーキ液を車輪のブレーキシリンダへ送るホースのことです。
ブレーキの油圧を車輪に伝えて、車輪側のディスクやドラムとブレーキパッドとの摩擦により車両を停止させます。一般にはゴムホースを使いますが、ステンレス編組でカバーしたり、PVCコーティングしたものもあり、ゴムより膨張しにくく耐久性が上がります。
ブレーキホースの構造は、内側から内管ゴム、下糸層、中間ゴム、上糸層、外皮ゴムの各層から出来ており、ゴムの種類がすべて違います。内管ゴムはブレーキ液に接するのでニトリルゴムを使います。耐油性、耐摩耗性に優れた材料です。外側のゴム層は、耐候性に優れ耐久性が高いゴムを使用します。
ブレーキホースは車体側のマスターシリンダーと車輪側のホイールシリンダやキャリパーとを結ぶ油圧回路です。車輪は懸架装置により上下方向などに車体側に対して大きく変位し、また前輪ではさらに操舵による変位もあります。この変位を吸収するためにホースを使用します。4輪独立懸架の自動車の場合は、4本のブレーキホースが必要です。バスやトラックなどの2輪独立懸架では、最小3本で済みます。
変位が大きいほか、高い油圧及び高温を受けます。ブレーキは運動エネルギーを熱に変換するので、ブレーキホースもその熱を受けるからです。ブレーキホースは多層構造として耐圧と大変位、高温に耐えるようになっています。
ブレーキホースは大きな変位を受けるため、主としてゴム材料のホースでフレキシビリティを上げています。自動車メーカーの純正部品は、一般にはゴム製のブレーキホースですが、メッシュホースも使われています。
メッシュホースは、テフロンチューブの外側をアルミニウム又はステンレス鋼を編んだもので覆ったホースです。ゴム製は高圧を受けると膨張し、繰り返しを受けて、次第にブレーキの利きが悪化する場合があり、耐久性も完全とは言えません。メッシュホースは、ゴムホースに比べ耐久性が高く、ホースの膨張が小さくブレーキの利きが継続できます。
自動車ではブレーキを踏む力は、てこの働きで大きくなり、さらにエンジン吸気圧を利用したマスターバックと呼ばれる倍力装置で数倍になり、またブレーキ圧を発生するマスターシリンダの直径に対し車輪側のブレーキを作動させるシリンダ径を大きくして、最終的には数百Kgの力になります。その時の油圧は70~100kg/cm2程度になり、この油圧がブレーキホースにもかかります。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年3月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社プロト |
13.6%
|
2 | 株式会社明治ゴム化成 |
10.5%
|
3 | 株式会社ニチリン |
10.5%
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4 | 株式会社プロジェクトミュー |
6.8%
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5 | 豊田合成株式会社 |
6.8%
|
6 | 株式会社昭和トラスト |
6.2%
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7 | 株式会社フジ・コーポレーション |
5.6%
|
8 | 株式会社プローバ |
5.6%
|
9 | 株式会社エンドレスプロジェクト |
4.9%
|
10 | 株式会社プロテリアル |
4.9%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年3月のブレーキホースページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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