メタミドホスについての概要、用途、原理などをご説明します。また、メタミドホスのメーカー4社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
メタミドホス(methamidophos、化学式:C2H8NO2PS)とは、有機リン化合物の一種です。玉ねぎの腐敗臭の様なにおいがあります。
水への溶解性は良く、加熱により分解される特徴があります。
動物において、シナプスに存在するアセチルコリンエステラーゼの活性を阻害する働きがあります。それにより、アセチルコリンが分解されずに過剰となり、中枢神経系の働きを阻害します。ヒトが高濃度に摂取した場合、胃けいれん、下痢、嘔吐といった症状が起きます。
メタミドホスは、昆虫を殺すために農作物に使用される有機リン系殺虫剤としての用途が知られています。殺虫効果は高いですが、ヒトへの有毒性も強く、日本国内では農薬取締法に基づき製造・輸入・使用は禁止されています。国外では、国によって使用可否は異なり農作物を限定して使用が許可されています。
ただし、国内外で、ポジティブリスト制度やコーデックス委員会(WHO/FAO 合同食品規格委員会)において残留基準が設定されています。
また、メタミドホスは殺ダニ剤として使用されることもあります。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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