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シトシンについての概要、用途、原理などをご説明します。また、シトシンのメーカー16社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
シトシン (英: cytosine)とは、白色もしくは、ほとんど白色の結晶性粉末または粉末の有機化合物であり、ピリミジン誘導体のひとつです。
「化学式:C4H5N3O」「分子量:111.10」「CAS登録番号:71-30-7」です。
シトシンは遺伝情報をもつDNA (デオキシリボ核酸) やRNA (リボ核酸) といった核酸を構成する5種類ある主要な塩基のひとつです。構造としては、ピリミジン骨格の4'炭素にアミノ基がついています。
DNAの二重らせん構造においてはグアニンと3か所の水素結合を形成します。
シトシンなどの塩基はデオキシリボースまたはリボースといった糖およびリン酸と結合してヌクレオチドの構成要素となります。ヌクレオチドが多数連なったものは核酸とよばれ、その塩基配列が細胞の遺伝情報をになっています。
シトシンは熱水に溶けやすく、常温の水やエタノール・アセトンには溶けにくいです。化学的安定性は「光により変質するおそれがある」程度で、比較的安定した性質を有します。
消防法をはじめ毒劇法、安衛法、危規則、航空法、PRTR法、輸出令といった、おもな国内法規による指定はありません。
シトシンは、主に有機合成の原料として利用されています。生命活動に重要な遺伝情報をになう分子として、すべての生物の細胞に含まれています。したがってシトシンは、医療関連分野への応用が期待されています。
シトシンの実用化に向けた研究開発の動向は、動物実験による研究成果の発表や特許出願といった限られた方法しか今のところはありません。
参考文献
https://labchem-wako.fujifilm.com/sds/W01W0101-1230JGHEJP.pdf
https://www.nite.go.jp/chem/chrip/chrip_search/dt/html/GI_10_001/GI_10_001_71-30-7.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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