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透湿ルーフィングについての概要、用途、原理などをご説明します。また、透湿ルーフィングのメーカー13社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
透湿ルーフィングとは、屋根材の下に敷いて設置する防水目的のシート材です。ルーフィングは下葺き材とも呼ばれ、屋根材の下に敷く防水シートを意味しますが、中でも透湿ルーフィングは、湿気は通すものの、雨水や結露などの水分は防ぐ効果を有します。
最近の戸建て住宅はその高性能化に伴い気密性が向上しており、もし屋根裏に湿気が溜まった場合に、屋根材を支える野地板は湿気の影響を受けやすいです。よってこの透湿ルーフィングを用いることで、野地板の湿気による経年劣化を抑制する働きが期待できます。
透湿ルーフィングを用いた場合には、その効果を発揮させるために、屋根に通気層を設ける必要があります。工数がかかるので初期コストは上昇しますが、野地板の腐食変形を抑制できメンテナンスコストを削減できるため、屋根のランニングコストは低減可能です。
透湿ルーフィングは、一般の戸建て住宅の屋根材の下や外壁の下地に用いられています。
スレート葺き屋根と並んで戸建て住宅によく用いられる屋根材に、ガルバリウム鋼板があります。ガルバリウム鋼板は、比較的耐久性の高い屋根材として知られていますが、下葺き材として透湿ルーフィングを使用することで、屋根全体の耐久性を向上可能です。
通常の屋根の施工工法として、ガルバリウム鋼板を用いた屋根と透湿ルーフィングの間に通気層を確保します。この通気層から透湿ルーフィングを介して屋根裏から発生した湿気や空気中の水分を放出します。よって屋根の野地板箇所にたまりやすい湿気や結露を防止できます。
透湿ルーフィングは瓦屋根にも用いられています。瓦屋根はその形状から様々な箇所で通気を確保する優れた構造ですが、この下葺き材として透湿ルーフィングが使用されます。
透湿ルーフィングは、ポリエチレンなどの不織布が素材として用いられています。この繊維素材が重要で、水そのものは通しませんが、湿気等の水蒸気成分は通過可能です。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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