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RGVについての概要、用途、原理などをご説明します。また、RGVのメーカー9社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。
目次
RGVとは、工場や倉庫などの物流現場において、床に敷設されたレール上を自動で走行し、荷物の搬送などの作業を行う産業用ロボットの一種です。
Rail Guided Vehicleの略称であり、日本語では「有軌道無人搬送車」と呼ばれます。
RGVシステムは、軌道の長さを必要に応じて設計することができ、入出庫ステーション、バッファステーション、コンベヤなど、他の倉庫システムと容易に統合できます。これにより、倉庫の保管容量全体を高め、運用効率を向上させることができます。
そして、他の産業用ロボットであるAGV (無人搬送車) やAMR (自律走行搬送ロボット) とは、移動方法、自由度、そして給電方式が異なります。
AGVは床に設置された磁気テープやレーザーセンサーなどを用いて誘導され、AMRは周囲の環境を認識して自律的に走行しますが、RGVはレールに沿って移動するため、より安定した走行が可能です。
また、AGVやAMRはバッテリー駆動のため、定期的な充電が必要ですが、RGVはレールから直接電力供給を受けるため、充電の必要がなく、長時間稼働を続けることができます。
RGVは様々な業界で導入が進み、その用途は多岐に渡ります。
体や部品の搬送ラインにRGVを導入することで、従来人手に頼っていた工程を自動化できます。これにより、生産性向上、品質向上、そして人材不足解消に繋がります。また、RGVはAGVやAMRと比較して、レールから直接電力供給を受けるため、運用コストを抑制できる点もメリットです。
電子部品の搬送や基板の組み立て工程にRGVを導入することで、繊細な部品を扱う作業を自動化し、作業の精度とスピードを向上させることができます。また、安全性向上の観点からも、RGVは有効です。
倉庫内での荷物の搬送にRGVを導入することで、物流コストの削減、作業効率の向上、そして保管スペースの有効活用を実現できます。特に、高密度保管倉庫においては、フォークリフトなどの他の機器が通路に入る必要がないため、スペースを最大限に活用することができます。
参考文献
https://www.agv-handbook.com/howto/difference-agv-rgv.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
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