ジャイロコプター

ジャイロコプターとは

ジャイロコプター

ジャイロコプターは、固定翼の代わりにローターがある一見ヘリコプターに似た外観です。ジャイロコプターはローターに直接動力は働いておらず竹トンボがゆっくりと降下するのと同じ原理で動いています。

ヘリコプターはエンジンの力でローターの回転から得られる揚力で飛ぶため原理が異なります。

離陸に必要な距離は5~30メートル、着陸時には5~0メートルの滑走が必要です。速度も遅いので大量輸送には向いておらず、スポーツやレクリエーション目的で使用されています。

日本では現在約200機が登録されており、組み立てや整備は指導のもと自らが行うことが原則となっています。図面やキットから作る「自作航空機」のカテゴリーに属しています。

ジャイロコプターの使用用途

ジャイロコプターは、駆動系などの構造がヘリコプターとは違いシンプルです。

ヨーロッパでは、換気や暖房など快適性を追求したキャビンをもつモデルも存在しビジネスの移動にも使用されています。

また、他の航空機とは比べ物にならない小回り旋回と荒天でも安定した飛行性能を発揮します。気温が低いところで-25℃に対応していることもあり、人命救助の仕事でも活躍しているモデルもあります。

そのほかには、警察、農業、環境調査、野生動物密猟監視、航空写真撮影等業務用などさまざまな用途に合わせたモデルが存在します。

近年では、小型リチウムイオン充電池が開発されたことでより軽量で低騒音のジャイロコプターが開発されています。

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