可とう管

可とう管とは

可とう管

可とう管とは自由に曲げ、機器に接続できる管です。ガス配管に使用される鋼管の一種です。

ガス配管の代表的な鋼管には可とう管の他に強化ガスホース・ソフトコード・ガスコードが挙げられます。ガス器具により組み合わせが異なり、可とう管は瞬間湯沸器・ガス給湯器・ビルトインコンロ、強化ガスホースはガス給湯器・ガスヒートポンプ・瞬間湯沸器、ソフトコードはガス炊飯器・テーブルコンロ、ガスコードはガス炊飯器・衣類乾燥機・ガスファンヒーターと組み合わせられます。

可とう管の使用用途

瞬間湯沸器・ガス給湯器・ビルトインコンロなどガス機器とガス栓の接続に使用されています。可とう管はガスによって種類分けされており、都市ガスには金属可とう管、プロパンガスには金属フレキシブルホースによる配管が定番となっています。

平成9年5月1日から瞬間湯沸器・ふろがま・ストーブのガス取入部の構造はゴム管口が廃止になり、瞬間湯沸器・ふろがまはねじ接続、ストーブはねじ接続または迅速継手となったため可とう管が使用されています。

可とう管の原理

管を自由に曲げることができるため、機器との接続に柔軟性・復元性がある。

チューブの材質はかSUS304であり、外装カバーの有無は耐食性に影響します。

継手全体が一体構造となっているため、金属継手と比べて止水性に優れています。

ゴムでできているものは短い面間寸法であっても大きな変位に対応でき、地震の繰り返しなどによる変位にも対応できます。電気絶縁性に優れているため、機器から発生する騒音・振動を吸収します。金属継手と比べて軽量かつ取扱が容易です。使用用途に合わせて内面ゴムの材質を選択できます。補強布や補強リングをつけることで耐久性に優れた構造になります。温度変化による膨張収縮から配管を守ります。耐候性に優れた特殊合成ゴムで本体をカバーしているため、長期間の使用にも耐えられます。

本体は強靱な鋼線と合成繊維により補強されているため、耐圧性能に優れています。

内部のアーチ構造は建屋間の配管の接続等によって発生する不等沈下の吸収に貢献します。面間寸法も短いことから、設計の自由度が高くなります。

参考文献
http://www.hachiken.com/products/k/index.html

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