プラグトレーとは
プラグトレーとは、野菜や果物の発芽段階に使用する資材で、芽の生え方を整える容器です。発芽させた後で、庭やプランターへ定植するまでの生育期間に用いられます。プラグトレー内に培養土を敷き詰め、枠一つに付き、タネを一つ配置します。
トレー内の突起により、根が下方向に伸びることで根巻きがしにくくなり、根量も多くなります。トレイがたるみ易いと棚車に乗せた時に、下の苗にあたり、育成を阻害してしまうので四隅を鋭角にしています。購入時は複数のトレーが結合しているので、必要数に応じて切り離して使うことができます。
プラグトレーの使用用途
プラグトレーは、野菜や果物の苗の発育時に使用します。特に、苗の段階で害虫の被害に遭いやすい野菜の保護に用いられます。例えば、ピーマン、ナス、トマト、キュウリなどの実もの野菜が該当します。また、表皮が固いタネの野菜は外的環境に対する耐性が強い反面、発芽しにくい現状があります。
こういった野菜のタネを水に一晩漬けて膨潤させた後、プラグトレーに蒔くと発芽しやすくなります。例えば、オクラ、ホウレンソウ、エダマメ、インゲンなどの育成に適切です。