チェーンポットとは
チェーンポットとは、紙製の鉢が数珠状(チェーン状)に連結した構造のもので、育苗に用いられます。
鉢の紙は特殊加工されており、底は付いていない構造ですが、根が張るため土抜けしません。このため、移植も簡便であり、また紙製のため、ポットは土中で分解するため、そのまま植え付けができ、作業の省力化が可能です。
また紙製であるため、育苗中にポット間で水や空気のやり取りができるため、均一な苗が作りやすくなります。
チェーンポットの使用用途
チェーンポットは育苗のために用いられます。従来は、主にネギ用として開発・販売されておりましたが、株間を広く調整した製品の販売により、多くの作物に適用できるようになりました。株と株の間が広い製品は、葉菜類や花卉類などの作物に使われます。
また、通常のチェーンポットは、そのまま紙のポットごと移植しますが、紙を剥がしながら裸の状態の苗を移植することのできるチェーンポットもあります。これは、キャベツやブロッコリーといった野菜に主に利用されております。