コンテナ台車とは
コンテナ台車は、コンテナを乗せて移動させることを目的として作られた台車です。スチールキャリー、箱台車などとも呼ばれます。
コンテナを乗せる枠に四輪のキャスターがついている形が一般的です。多くの場合長さを調節できるピッチがついており、コンテナの形に合わせて伸縮できる構造になっています。
折りたたみ可能なもの、押して運ぶためのハンドルがついているもの、傾斜をつけてコンテナを乗せるものなど、その形状にはバリエーションがあります。
コンテナ台車の使用用途
物流業界や農産物の収穫などで使われるコンテナにはキャスターが付いていない場合が多く、また重量のあるものを積載することがほとんどなので、運ぶ時に大変な労力が必要です。コンテナをキャスターのついているコンテナ台車に乗せることで、移動・運搬を楽に行えます。
枠の素材は樹脂(プラスチック)製または金属製、樹脂部品と金属部品の混合などがあります。キャスターの素材や数も様々なタイプの製品が存在するので、用途や積載物の重量によって選定します。
コンテナ台車の原理
コンテナ台車は、コンテナを収めるための枠とキャスターが四隅についているシンプルな構造が基本です。枠はコンテナのサイズに合わせてその都度伸縮させ調節することができるようになっているタイプがスタンダードです。
折りたためるもの、キャスターが6輪のもの、押して運ぶためのハンドルがついているもの、コンテナを上下2段に積めるもの、荷台を傾斜状態に設定できるもの、コンテナ台車同士を連結できるもの、ネスティング保管可能なものなど、ディテールは商品によって様々です。
コンテナ台車に使用される素材も色々なものがあります。コンテナ台車自体を持って運ぶ機会の多い場合は軽量で取り回しやすいようにプラスチック・ナイロンが、乗せるコンテナおよび積載物に重量があり丈夫さが必要な場合はアルミ・ステンレス等の金属が取り入れられています。
床置きのコンテナをそのまますくい上げることのできる機能がついたコンテナカートもコンテナ台車の仲間です。