監修: 株式会社グラスフィアジャパン
ソーラーカメラとは
ソーラーパネルにより給電し稼働するカメラ全般です。
給電・通信経路を確保する必要がない製品が多く、電気供給やネットワーク環境に乏しい場面など、配線が必要な従来カメラでは活躍が難しい場面でも使用することができます。
ソーラーカメラの使用用途
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- 広い田畑、牧場、山中など、電源・通信経路確保がしづらい場所でのご使用
広い田畑や牧場の鳥獣被害の監視、または山中の不法投棄監視を目的とした設置など、電源やLANケーブルの経路確保がしづらい場所であっても稼働することができます。機器によっては録画だけではなくライブビューが可能のため、人が常駐・訪問することが難しい場所であっても、通常カメラと同じように使用することができます。
- 広い田畑、牧場、山中など、電源・通信経路確保がしづらい場所でのご使用
- 建設現場等での一時的な映像記録
建設現場において一定工事期間のみ録画をしたいといった場合であっても、電源や通信回線を引く必要がないため、カメラの設置のみで映像記録が可能です。
例として進捗状況の確認、建設資材の盗難防止等に適しています。
ソーラーカメラの原理
ソーラーパネル一体型のカメラは太陽光発電により給電を行うため、給電経路の確保を行う必要がありません。発電した電力は搭載されているバッテリーに蓄電されている場合が多く、天候不順の際にはバッテリーからの給電によって稼働します。
また完全ワイヤレスを目指すために、LTEルーターを含むLTE通信に必要な機器を一体化し、これによりライブビューを行う機器が多くあります。
※機器によってはLTEルーター通常搭載で、カメラに有線LAN接続ポートがあり、アンテナ経由でネットワーク接続が可能なカメラもあります。
ソーラーカメラを利用する上で気をつけたいこと
- LTE通信によるライブビュー閲覧の際の通信費
完全ワイヤレスのソーラーカメラでライブビューを閲覧する際には、多くの場合LTE通信を利用することになります。常に動画をリアルタイムで閲覧することになると、通常のカメラで閲覧するより多くの通信費がかかるため、運用の際には注意が必要です。 - バッテリー稼働の継続時間
天候不順の際には、晴天時に蓄電されたバッテリーによりカメラが稼働することになります。機器によりバッテリーのみによる稼働時間は変わってきますが、消費電力を抑えるなど稼働時間を延ばす工夫を施している機器もあります。
参考文献
https://www.grasphere.com/1701/
本記事はソーラーカメラを製造・販売する株式会社グラスフィアジャパン様に監修を頂きました。
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