高電圧コンデンサとは
高電圧コンデンサとは、高電圧下で使用される電気エネルギーを貯める装置です。
2つの導体 (金属箔や薄膜) の間に誘電体 (絶縁体) が挿入されており、電荷が蓄積されると、導体間の電場が増大し、このことにより、電圧が高まります。誘電体は、高い絶縁性を持つ材料で作られており、高電圧下でも絶縁性を保持できるようになっています。また、導体も高電圧に耐えられるようになっているため、高電圧下で安定して動作することができます。
高電圧コンデンサは、電力系統の安定性を向上させるためのコンデンサバンク、医療用装置でのX線装置やMRIスキャナーでのパルス供給、レーザー発振器や高周波発振器での電源供給などに用いられています。