樹脂接着とは
樹脂接着とは、樹脂を接着剤として用いて2つの物体を接合する技術です。
プラスチックやゴムなどの有機化合物で構成された樹脂が接着剤として利用されます。動作原理は、接着剤の成分が化学反応や物理的な作用によって固化し、2つの物体を接合する仕組みに基づいています。化学反応による接着では、エポキシ樹脂系、ポリウレタン系、シアノアクリル系などが代表的であり、成分同士が反応して接着します。物理的な作用による接着では、溶剤型やシリコーン系があり、成分が分子間力で結合して接着します。
樹脂接着の特徴は接着強度の高さ、耐久性に優れていること、様々な素材に対応可能であり、接着面をきれいにする必要がない点です。使用時には、適切な接着剤の選択や塗布量の制御、硬化時間や耐熱性の考慮が必要です。