マグネトロン

マグネトロンとは

マグネトロンとは、マイクロ波を発生させるための真空管の1つです。

磁電管とも呼ばれ、第二次大戦中にレーダーの開発にともない発明されました。
マグネトロンは、大きく分けて3つの部分から構成されています。

  1. 陰極:電子を発生させます。
  2. 陽極:電子を加速させます。
  3. 磁石:電子の運動を加速させます。

陰極から陽極に発生した電子が加速される際に、磁石によって制御される電子の運動の仕組みにより、マイクロ波が発生します。マイクロ波は1mから1mmの範囲で電波の中で最も短いため直進性が高く、遮断物の影響を受けにくい特長があります。

マグネトロンはマイクロ波の特長を活かし、レーダーだけではなく、医療分野や工業分野などでも活躍していて、私たちの身近なところでは電子レンジで利用されています。