オイルバルブ

オイルバルブとは

オイルバルブとは、オイル量を制御するためのバルブのことです。

内蔵したサーモエレメントがオイルの温度上昇にともなって、オイルの流通路を開閉します。主な使用用途は、潤滑油であるエンジンオイルの流通路です。

高速走行や、外気温が高い時など、オイルの油温は走行条件の影響を受けることが多く、油温が130℃を超えてしまうと、オイルが劣化しやすくなり故障の原因となります。油温の上昇対策であるエンジンオイルクーラーをエンジンと直接装着した場合、油温が低いと油圧が高くなり、クーラーが破損する危険があります。そこで、オイルバルブを使用することにより、油温が低い時には迂回させ、油温が高くなった時にクーラーへ流すよう制御することが可能となります。