温水パイプとは
温水パイプとは、キャブレターの凍結を防ぐために付けられるゴムチューブのことです。
キャブレターは、ガソリンと空気を混合する燃料供給装置を指します。温水パイプの代表的な用途は、レース用ボートのモーターです。寒い時期には、ボートレースでの使用が義務化されています。
毎年、気温が下がってくる秋ごろに装着し、暖かくなってきた春頃に取り外すのが基本です。しかし、温水パイプの装着によって加速が鈍くなります。温水パイプがある状態だと、入ってくる空気も温まってしまうからです。エンジンは空気が冷えている状態の方が密度と酸素濃度が高くなり、燃焼効率が上昇します。そのため、装着以前のエンジンパワーが発揮できないケースも少なくありません。