オゾン脱臭機

オゾン脱臭機とは

オゾン脱臭機とは、オゾンの殺菌、脱臭作用を利用して室内空気中のにおい除去する脱臭装置です。オゾンは、大気中の酸素が紫外線により生成される気体で、細菌やウィルスを殺し、臭いの成分を分解して無臭にする作用があります。

オゾン脱臭機は、脱臭フィルタや活性炭などを使って脱臭する空気清浄機と異なり、臭いの成分自体を化学的に分解して脱臭する特色があります。脱臭できる臭いは、生ごみ、下水、体臭及び靴や靴下、タバコの煙、人間や動物の排泄物などの臭いであり、さらにカビ類、料理からの臭い、調理中の臭い、エアコンからの臭いなども除去します。

オゾンは、酸素分子に原子が1個余分に結合した物質なので非常に不安定であるため、余分な酸素原子が、近くに細菌や臭いの物質があれば、酸化させて安定な物質になろうとします。オゾンのこの特性により脱臭を行います。

オゾン脱臭機の使用用途

オゾンは、空気中の濃度が高いと人体への影響が懸念され、日本空気清浄協会では、室内の環境基準を平均0.05ppm/最高0.1ppmの範囲で設計する基準を定めています。2タイプのオゾン脱臭機のうちの一つは、高濃度オゾンを使用するタイプです。沁みついた頑固な臭いを短時間で除去できますが、人が居ない場所、あるいは外出時に作動させるという条件があります。また、もう一つの低濃度タイプは、オゾン発生量を10mg/h以下に抑えており、居室やトイレなどで安心して使用できます。

オゾンを使用しないで除菌・脱臭する脱臭機は、有害な成分が残る心配があります。酸素のみを使用するオゾン脱臭機は、人が集まる所や飲食物を扱う場所、小さな子どものいる部屋などに適しています。

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