丸形コネクタ

丸形コネクタとは

丸形コネクタ

丸形コネクタとは、機器に電気信号の入力および出力を行うケーブルを取り付ける際に使用されるコネクタの内、特に円形のものを指します。

電子機器は電力を始めとして様々な信号の入出力が行われますので信号の種類の数だけ配線を取り付ける必要があります。多数の細い配線を何本も撚り合わせて機器に接続する際の接続のしやすさを考慮してコネクタの形状が作られていますが、丸形コネクタは一般的にポートにネジが切られているカバーで締め付けるために外れにくいという特徴があります。

丸形コネクタの使用用途

丸形コネクタは電子機器にケーブルを接続する際の端子として用いられます。

円形のコネクタですので、配線数が多いとコネクタが同心円状に大きくなってしまい取り付けにくくなりますし、信号線とピンの接続も難しくなります。このため、信号数が多い場合はD-subコネクタなどと呼ばれる細長い四角形のコネクタが用いられることが多いですが、どちらがいいかは機器の形状等に合わせて選択されます。

他にも高周波を入力する際の同軸ケーブルのコネクタとしても丸形ケーブルは用いられています。

丸形コネクタの原理

機器はその用途に応じた信号の入出力を行いますが、例えばカメラからパソコンに画像を入力する際には画像を送信する信号線が必要となり、マイクから音声を入力する際には別途音声用の信号線が必要となります。

これらの信号線を一本ずつ取り付けると大変ですので、信号線が何本も撚り合わさって作られているケーブルを用いて接続されます。ケーブルは信号線ごとにコネクタのピンにはんだ付けされていますが、闇雲に取り付けられているわけではなくあらかじめ決められた場所に取り付けられます。このピンの割り当てをピンアサインと言い、このアサインを間違えると通信ラインに電源の電圧が入力されるなどして機器の故障に繋がりますので間違いは許されません。ケーブルを接続したけど機器がうまく作動しない場合はこのピンアサインが間違っている場合が多いです。

このようにしてケーブルと丸形コネクタを繋ぎ合わせ、ケーブルで各機器がつながることでシステムが構築されます。

参考文献
https://jp.rs-online.com/web/c/connectors/circular-connectors/

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