ハンマー柄とは
ハンマー柄とは、ハンマーの手に持つ柄の部分を指し、頭部と分離独立して流通しているものです。
使用目的に合わせ金属や木材、プラスチックなど各種の材質でつくられています。ハンマー頭部に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。不適切なハンマー柄の使用は、十分な打ち込みができないだけでなく、折損などで事故の原因になることがあります。
ハンマー柄の使い方
ハンマー柄は、ハンマー頭部にくさびなどで適切に取り付けたうえで使う必要があります。使用前のハンマー柄の取り付け具合確認は、事故を防ぐ大事なポイントとなります。
持つ位置は頭部の重量とのバランスを考え決めるようにします。重量のあるハンマー頭部が取り付けられている場合は、汗などで滑りにくい材質のハンマー柄を選択したり、滑り止め用のテープをまくなどの工夫が事故防止にはかかせません。
ハンマー柄の長さは、狭い空間での作業では短いもの、打力を必要とする作業では長いものといった使い分けが作業効率につながります。
ハンマー柄の選び方
ハンマー柄は、使用するハンマーの用途に合わせ次の点に留意して選ぶ必要があります。
1. 用途
金属製頭部をもつハンマーでは、重量に十分耐えるハンマー柄を選び、木材などに使用するハンマーには頭部がプラスチック製のものも使用されることが多く、それぞれ用途に合ったハンマー柄を選びます。
2. 全長
ハンマー柄の全長は、よく使われる片手ハンマー用などの26mm程度から、長いものでは砕石用などの1,400mm近いものまであり、使用目的に合わせ適切に選ぶ必要があります。
3. 頭径
ハンマー柄の頭部側の直径は、小ぶりな片手ハンマー向けなどの細い8mmから、太いものでは30mmと種類は豊富で、取付けるハンマー頭部に合ったものを選びます。また、頭部への固定用くさびなどもあわせて準備します。
4. 材質
ハンマー柄の材質は、頭部と使用目的にあわせ選びます。木製のハンマー柄でも強度のある木材を使用しているものもあります。