アスファルト補修材

アスファルト補修材とは

アスファルト補修材

アスファルト補修材とは、車両の通行や天候の変化によりひび割れや凹み、擦り減り等の老朽化したアスファルトを、部分的に補修するための補修材です。

ホームセンターなどで手軽に購入することができ、補修する箇所に補修材を流し込み、転圧をかけるだけで施工ができる「揮発硬化タイプ」から、流し込んだところに水をかけて硬化を促進させる「化学反応タイプ」の2種類があり、それぞれで用途や特徴が異なりますので、施工の種類によって使い分けます。

アスファルト補修材の使用用途

主に道路工事において老朽化したアスファルトの補修工事から仮復旧作業、さらに家庭の駐車場補修や雑草避けのための舗装など、規模の大小に関係なく様々な場面において使用されています。

化学反応タイプの補修材は、全天候型となっているため、雨天時や施工場所が湿潤状態でも使用可能となっており、道路の補修工事には最も適しています。

揮発硬化タイプは、耐久性では劣る反面、水を必要とせず、スコップなどで転圧をかけるだけで施工できますので、管の仮復旧作業に使われています。

アスファルト補修材の特徴

アスファルト補修材は、補修している間の道路封鎖時間をなるべく最小限に抑えるため、流し込んで転圧をかけた後、およそ1~2時間程度で硬化する早さが特徴です。

補修材は、硬化した後の硬さが硬すぎると車両通行時の歪みでひび割れが起きやすくなりますので、ある程度柔軟性を持たせて歪みに追従できるような柔軟性と硬化のバラつきにくさが求められます。

アスファルトには、冷えると固まる性質を持つ「加熱式」と、常温保存が可能な「常温合材」に分けられます。

加熱式は、加熱してから使用するため緊急の補修には適しておらず、新たに道路や駐車場を新設するときに使用するのに対し、常温合材は袋詰めで保管できてすぐに使えるため、補修材としては常温合材が使われています。

常温合材は種類によって強度やコストが異なり、揮発硬化タイプは強度が低い分安価なのに対し、化学反応タイプは強度に優れている反面、価格が高価なのがデメリットです。

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