フラップホイルとは
フラップホイルは金属の研磨し使用する部品です。電動ドリルやエアードリル、リューターの先につけて使用します。研磨するための布を放射上に固定する構造をしています。紙やすりなどと同様に、目の粗さごとに番手が決まっており、番号が大きくなるほど目が細かくなります。
また、研磨する部品の大きさに合わせて、大きいものから小さいものまで様々な種類があります。さらに製品に自制作用を持つため、比較的長く使用できます。
フラップホイルの使用用途
フラップホイルは機械整備の中でも手入れ時に多く使用されます。錆とりや手で研磨すると時間がかなりかかるところでも、素早く研磨することができとても効率的です。また、製品制作時の最終研磨前の粗研磨にも使用されます。最終磨き上げはバフと呼ばれるフェルト生地の部品を使用します。研磨材と併用することでかなりピカピカに仕上げることができます。
また、構造上空冷作用を持ち研磨の対象物に熱を与えにくくなっています。ひずみや焼けをなくすことができます。
フラップホイルの特徴
機械部品のバリ取りや傷の除去をはじめとする様々な工程に使用されるフラップホイルは、その構造から研磨時の目詰まりを起こさないため仕上げ面の均一化が可能です。上述の通り自生作用を持つためです。また、円筒形状をしているため、曲面を持つ部品(パイプや球体)にも使用可能です。円筒形状の部材を研磨する際には、手より内径が小さくても、小さい径のフラップホイルを使用することで研磨が可能となります。
溶接後の焼け跡を綺麗に仕上げる際にフラップホイルを使用することが可能です。フラップホイルを使用することで焼け跡を残さずきれいな表面仕上げが可能となります。
ただし、研磨面を綺麗に仕上げるためには、フラップホイルと部材とを平行に保つ必要があります。斜めに当ててしまうと表面が均一になりにくくまた、フラップホイル自体の摩耗も綺麗な円筒ではなくいびつな形になってしまい研磨ムラができてしまうので注意が必要です。
また、金属材料だけではなく木材の研磨にも使用できます。木材へ使用するときも金属材料に使用するときと同様のメリットがあります。
参考文献
http://miyuki-sangyo.jp/products/flap_wheel/index.html
http://www.sunpower-web.co.jp/flat_wheel.html