ロータリスイッチ

ロータリスイッチとは

ロータリスイッチは、回転することで切り替え操作を行える電気スイッチです。アナログ回路用やディジタル回路用のロータリスイッチがあり、身近なものとしてオーディオコンポの音量ボリューム調整箇所や電子レンジのつまみなどに使われています。

ロータリースイッチの操作部の形状は様々で、フラットなものやシャフト状になっているものなどがあります。小型のもので、切り替え操作時にドライバーが必要なものなどもあります。

ロータリスイッチの使用用途

ロータリスイッチの用途として、多くの場合オーディオ機器の音量ボリューム調整などに使用されていますが、そのほかにも様々な用途で使用されています。

電子レンジや、扇風機のつまみなど電子機器類の電気的数値の設定、パイロットによる航空機の操縦の際のスイッチの設定、医療機器類のスイッチの設定部、建設や農機具などのスイッチの設定部、AC/DC駆動の段階的制御の設定など様々な個所に使われます。

人が操作する入力部に設定変更ができる切り替えスイッチとして様々な個所で使用されます。

ロータリスイッチの原理

ロータリスイッチは回転する操作部の操作軸に対して、底面にステップ機構やCOM接点、コンタクトなどがあり、周囲に端子(接点)がいくつもついています。

ロータリスイッチの操作部が回転することにより、ステップ機構が決められた角度でコンタクトを移動させ、各接点とCOM接点が導通する機構になっています。

ロータリスイッチの切り替え時に接点が移動する間の電気的接続状態によって、ショーティングタイプとノンショーティングタイプの2つに分類されます。ショーティングタイプは、2つの接点間を移動する際に2点をショートさせる形で次の切り替え点に移る方式です。ノンショーティングタイプは、ショーティングタイプと異なり、2つの接点間を移動する際に一度オープン状態になり次の切り替え点に移る方式です。

回路を設計する場合、2点間がショート状態になるものとオープン状態になるもので、設計が変わる可能性がありますので、部品選定時に注意が必要です。

参考文献
https://www.nkkswitches.co.jp/support/klg/knowledge.html
https://jp.rs-online.com/web/c/switches/industrial-switches/rotary-switches/
https://ameblo.jp/tkd-blog/entry-11457574927.html

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