オートスイッチ

オートスイッチとは

オートスイッチはエアーシリンダや油圧シリンダなどにとりついている磁気を検出する位置検出スイッチです。接点付きのシリンダには必ずと言ってよい程セットでついています。

赤外線のセンサーなどではレーザーの劣化などで検出できなくなりますが、永久磁石を用いればオートスイッチは半永久的に検出を続けられるのが特徴です。またシリンダなどでは該当箇所に巻き付けるだけの作業で良く、非常に利用も簡単であることが特徴です。 

オートスイッチの使用用途

オートスイッチは圧倒的にシリンダで使用されることが多いです。シリンダーの両末端にマグネットを組み込むことで利用できます。

例えばPLCなどを用いてシリンダの位置を基に制御を行いたいとします。その際にシリンダが伸びた縮んだを判断するためにオートスイッチが用いられます。シリンダを制御動作させるときに、主に3種類の用途として利用されます。縮端確認、伸端確認、空振り確認などを行うことが主な用途になります。

オートスイッチの原理

オートスイッチには無接点と有接点の二種類が存在します。有接点オートスイッチは、リードスイッチによる機械的接点による検出で、出力を行います。磁石が近づくことでリードスイッチが曲げられます。それによってスイッチが接触して信号出力されます。可動部があるため比較的寿命が短いことが特徴です。ただし電気的な取り扱いが容易になります。

無接点オートスイッチは、磁気検出素子と電子回路により検出し、出力を行います。磁気抵抗素子が磁石に近づくことで信号が発生します。その信号を増幅して信号出力します。機械的な接点がないことから寿命が長いことが特徴です。

オートスイッチは磁力による検出を行うため、多段調整できるようなシリンダーの位置は途中でも検出して止めることができます。原理上磁石が近づいてくることで、少しずつセンサーで検知していき、閾値を超えたところで信号出力がなされます。つまり多段階で調整する際の取り付け位置は動作を確認しながら微調整を行う必要があります。

参考文献
https://kikaikumitate.com/post-5966/
https://shop.seigyo-kizai.jp/shop/c/c3T/
https://smc-pneumaticcomponents.com/guide_faq?cmd=detail&faqId=30
http://www.hosefia.co.kr/goods/dokimec/pdf/knm28.pdf

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です