廃棄物焼却炉 (英: Waste Incinerators) とは、廃棄物を焼却するための設備・施設です。
廃棄物焼却炉を使うと、廃棄物中の有機物が可燃性ガス、油、炭素などに分解し、容量が減少します。また、廃棄物の腐敗防止や病原菌の減菌などの効果も得られるのが魅力です。廃棄物焼却炉の種類は、規模と構造によって分けられます。
規模による分類では、大きく大型・中型・小型の3つです。構造による分類では、ストーカ式や流動床式、キルン式、回転床式などがあります。さまざまな種類があるため、焼却する廃棄物の量や大きさ、設置場所などを考慮したうえで選定することが大切です。
制御弁式鉛蓄電池 (VRLAバッテリー) とは、水素と酸素を再結合させるために電解液を固定化した電池です。
鉛蓄電池の一種で、密閉型鉛蓄電池とも呼ばれます。特徴として、小型で密閉性に優れていることや補水によるメンテナンスが不要なこと、排出ガスが少ないことなどが挙げられます。
そのため、換気が悪い場所や狭いスペースでも使用しやすいです。密閉されていることから、可燃性の水素の放出も避けられます。電解液も内部で固定されているため、腐食性のある酸がこぼれたり漏れたりせず、安全性も高いです。制御弁式鉛蓄電池は汎用性が高く、使い勝手が良いため様々な用途があります。
真空オーブン (英: Vacuum Ovens) とは、槽内を真空状態にして、様々な処理を行う乾燥機です。
処理内容としては、脱泡、脱気、硬化から、洗浄後の乾燥などがあります。真空環境下では沸点・乾燥温度が低くなるので、熱に弱い試料の処理にも使用可能です。
真空オーブンの用途には、接着剤などの樹脂硬化時間の短縮、密閉された機器 (屋外設置・水中設置・携帯機器など) のエアリーク検証、モータ、FANなど回転機器のベアリングオイル抜けによる寿命検証があります。省スペースの卓上用や大容量の大型など、真空オーブンのタイプもさまざまです。
超音波トランスデューサー (英: Ultrasonic Transducers) とは、電気エネルギーを超音波に、また超音波を電気エネルギーに変換する装置です。
医療分野では画像診断・診断・腎臓結石の分解・ガンの治療、自動車業界では駐車支援システムの距離測定と障害物検出、製造業では材料の溶接・洗浄・切断などの用途で使用されています。
非破壊検査で使用されるのも、超音波トランスデューサーです。材料を損傷することなく、傷や欠陥を探し出します。非破壊検査が行われる分野は、航空宇宙や土木工学をはじめとした安全性が問われる産業です。
ねじ切りダイス (英: Threading Dies) とは、円筒形の管や棒をネジに加工するための切削工具です。
ネジ加工するときだけでなく、ネジ山が傷ついたりへこんだりしたときの修正にも使うことができます。ねじ切りダイスは一般的に手作業で行いますが、フライス盤やマシニングセンタに取り付けて使用することも可能です。
ねじ切りダイスの種類には、アジャスタブルダイスやソリッドダイス、スパイラルダイス、管用ダイス、スプリットダイスなどがあります。用途に応じて使い分けることが大切です。
貯蔵テントとは、危険物に指定された物資を保存するために設置されたテント型の倉庫です。
危険物を保存するには危険物倉庫が必要となります。建設における様々な課題を解決するために考えられたのが貯蔵テントです。貯蔵テントは危険物倉庫と比較して建設に費用がかからず、工期が短いのが特徴です。
建築後の耐久性も高く、自然災害にも耐えられるように設計されています。外壁にはガルバリウム鋼板を使用する場合が多く、防犯性も確保されているのがメリットです。柔軟な構造となっているため、ニーズに沿った貯蔵テントを選ぶことができます。
RTD温度センサーとは、電気抵抗の変化を利用し、金属の温度の変化を測定するセンサーです。
金属の温度が変化する際に電気抵抗値が変化する仕組みを使用しています。電気抵抗の変化を測った測定値によって、温度の変化を算出することが可能です。RTD温度センサーは、精度の高い温度を測ることが可能な点、非常に低い温度まで測定可能な点が特徴です。ただし、高温を測る用途には向いていません。
RTD温度センサーは大きく分けて、白金製、銅製、ニッケル製、白金・コバルト製の4種類があります。それぞれ特徴が異なるため、使用目的に応じて使い分けることが大切です。
電動工具用バッテリーとは、ドリルやインパクトドライバーといったさまざまな電動工具を動かすための再充電可能な蓄電池です。
近年ではリチウムイオンバッテリーが主流となっており、その高いエネルギー密度によって、より長時間の作業が可能となりました。電動工具用バッテリーは、電圧と電流の値が高いほどスペックが高くなるのが特徴です。
電圧はV(ボルト)で表示され、ボルト数が高くなるとパワーが強くなります。電流はAh(アンペア)で表示され、バッテリーの容量を示しています。数値が大きいバッテリーほど、長時間使用できます。
研磨ホイールとは、金属や木材などの素材を研磨、切削するための道具です。
研磨剤は粒度が異なるため、目的により使い分けるのが一般的です。粒度が細かい場合は滑らかに仕上がり、粒度が粗い場合は素材を素早く削ります。粒度は番手で表されることが多く、粒度が細かいほど番手が大きく、粒度が荒いほど番手が小さくなります。
研磨ホイールには、ダイヤモンドホイール、シリコンカーバイドホイール、アルミニウムオキシドホイールなど種類はさまざまです。それぞれ独自の特性を持ち、特定の用途に適しています。研磨対象の素材によって、研磨ホイールを使い分けることが大切です。
微粒子捕集フィルターとは、空気中に存在する小さな粒子を取り除くためのフィルターです。
微粒子は空気中に浮いているごく小さなゴミやホコリ、花粉やPM2.5などを指します。微粒子フィルターは、家庭で使う空気清浄機からビルの換気システムまで幅広く使用されています。
また、車ではディーゼルエンジンから発生する排気ガス中に含まれる粒子状物質を除去することが可能です。空気質を改善することで、特に子どもや高齢者など空気汚染による健康被害のリスクが高い人たちを保護するのに役立っています。