乳酸菌検出用 LA培地
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この製品について

■乳酸菌について乳酸菌は、糖を発酵し、多量の乳酸を産生する細菌の総称で、古くから味噌、醤油、清酒、ワイン、ヨーグルト、チーズなど多くの食品加工に利用されています。有用細菌として活用されている乳酸菌は、同じ菌種が同じ働きをしても、一方では酸味、酸臭、ネトの生成など、加工食品で様々な変敗の原因となります。食肉製品でも、加工段階や製品の品質異常に関与し、酸敗やネト、白濁などを発生します。

乳酸菌が健康危害を起こすことはほとんどありませんが、変敗が発生すればお客様へご迷惑をかけることとなり、その制御は食品加工メーカーにとって重要な課題です。また、乳酸菌制御を優先的に行うことにより、結果として多くの病原菌やその他有害細菌の制御にもつながります。

■LA培地についてLA培地は、乳酸菌の検出を目的としてプリマハム (株) 基礎研究所で開発した培地で、乳酸菌検出率が高く、見た目で乳酸菌がいるかいないかを簡単に判定できます。25℃で48時間培養することで、様々な乳酸菌を高い検出率で捉えることができます。また、酢酸ナトリウムなどを追添加することで乳酸菌以外の微生物が存在する検体からの検査でも選択的に乳酸菌を検出することができます。

■特長・従来の培地に比べ、乳酸菌の発育に優れています。
・乳酸菌の有無が色で簡単に判定できます。

■プリマハムでの自主検査の取り組みとLA培地の販売プリマハムおよびグループ会社では、食品衛生法の微生物規格に定められた微生物に加え、プリマハム開発LA培地を利用し、製造工程や製品の汚染乳酸菌の有無を毎日検査し、安心で安全な食品をお客様に提供しております。また、2008年1月よりLA培地の販売を開始し、すでに多くの食品会社様で利用していただいております。