MTC式ダブルカントデカンター
コトブキテクレックス株式会社

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この製品について

MTC式－Wカントデカンターは難分離液専用に開発されたデカンターで、在来のデカンターの2倍の性能を発揮し、ユーザー様の収益アップに貢献することが期待出来ます。

■特性・来在型と同じ大きさのデカンターで、約倍量の処理量を確保することができます。
・脱水効率が飛躍的に向上し、例え難分離のスラッジでも脱水効率が極めて高く、低含液率のケーキが得られます。
・液深が大きく有効滞留容量が大きいので、処理液の清澄性が極めて良好であり、ディスク型デカンターに比肩し得る清澄性が得られる。しかも、高濃度のSSでも処理することが可能であり、固形物は脱水ケーキとして排出されます。
・無人で連続運転が可能です。
・省エネルギー処理が可能である。

Wカントデカンター採用メリット
■処理能力の向上デカンターの使用に当たっては乱流による固形物の拡散を防止するために、原液のフィードポイントは、ボウル内の最も深い液深の位置に設定されるのが通常であります。即ちW-カント型は、在来型の2倍強の有効滞留容積を持ち、同じ時間で約2倍の処理が可能であります。

■脱液効率の向上脱液効果は、D.B. (Druing Beach) の長さにより大きな効果の差が生じます。在来型ですと、D.B.を大きくしようとすると処理能力に大きく影響し、脱液率が上がっても処理能力が大きく落ちます。W-カント型は、この点を見事に克服し、在来型よりケーキ脱液率を各段に (2～5％) 向上させることができました。

■省エネルギー効果の圧倒的上昇W-カント型は、省エネルギーに関する数多くの特性を持ち、これらの相乗効果により使用電力を在来型の消費量の1/2以下にすることができた実績を持っております。

元来、デカンターのような高速回転機器は、無負荷で運転しても、空気抵抗等でフルロードの60～90％程度の電力は消費する訳で、この電力量は基本的に絶対必要部分と見ることができます。そこで、W-カント型の場合、同じ大きさのデカンターで従来の2倍の量を処理する訳ですから、機械回転に要する電力の負担は約40％の節約になるということになります。

有効滞留時間が大きいので、回転数 (G：遠心力) が少なくても、在来型を遥かに凌ぐ性能を発揮します。