【トンネル切羽前方探査機】 TSP603ワイヤレス
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この製品について

TSP603ワイヤレスは、トンネル切羽前方の地質不連続帯 (破砕帯・帯水層等) を短時間で探査します。測定は、トンネル坑内の孔壁内に設置した発振孔内で少量の火薬を発破し弾性波を発生します。切羽前方 (探査範囲:100m～150m) の地質不連続帯から反射する反射波を坑内の孔壁内に即硬化モルタルで設置した4本の高感度3成分レシーバーで受振・記録します。

取得した反射波形はTSP603専用ソフトで解析し3D表示で地質不連続帯の位置が解析出来ます。解析結果から切羽前方の弾性波速度分布図が得られ、また周辺地山の地質状況が得られます。測定から解析結果の出力まで半日で全作業が完了します。

■実績ある探査手法と最先端技術を融合させたオールインワンソリューション・軽量コンパクトな“Ready-to-Use“システム
・各コンポーネントへのワイヤレス接続
・高精度な同期 (<20μs) 
・自律型Wi-Fiネットワーク
・30分以内の簡単設置
・現場作業員による簡単な操作
・ドリル&ブラスト、TBMに適用
・測定時間の短縮
・TBMに最適
・インパクトハンマーソースにオプションで対応
・定期的・連続的なデータ収集に特化したモデル

■特長・孔壁内に設置した発振孔内で少量の火薬を発破し、弾性波を発生させます。地質不連続帯から反射する反射波を4本の高感度3成分レシーバで受信・記録します。
・トンネル軸を中心に左右50m切羽から前方に100～150mの範囲で3Dモデルを作り、グリッド毎の弾性波速度を解析します。
・3D弾性波速度マップは縦・横断したラインで輪切りできます。これにより詳細なポイントの弾性波速度が確認できます。
・3D最終結果は弾性波速度に反射面を投影させた出力ができます。