練り込み型帯電防止剤 BN-105 粒体 15kg/箱
株式会社ボロン研究所

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この製品について

■概要世界で初めての完全減衰性能・付与可能剤として発明された練り込み型、CCDA＝完全減衰剤です。

従来の練り込み型帯電防止剤である、イオン利用型製品、ポリマー型製品、と全く違う性能機構を持つ新発明の構造であり、マトリックス内部に分散した成分 (分子化合物) がドナー・アクセプター的に作用して発生電荷の-、+、各電荷を瞬時に樹脂内部で中和して電荷を残さずに完全漏洩 (ゼロボルト迄) させるという、理想的に樹脂静電気障害の発生防止を完全にします。

■新規性ボロン (元素記号B、原子番号5ホウ素) の特異性を顕著に現すB-0結合からなる疑スピロ環状の固有の半極性有機ホウ素化合物を厳選した上で、固有のアクセプター物質との間で正しく分子化合物化させた新規な帯電防止剤です。対象とする絶縁体高分子製品表面と内部で構築される単分散状態にある共鳴構造型分子化合物が示す極めて有効な電子移動作用とホール輸送作用の両方が相乗的に働き続けます。

この作用は、この製品を使用した樹脂に接触することで、その接触樹脂の電荷をも漏洩することになる特異な性能として新製品への応用もできます。

■製品説明この「ビオミセルBN-105」は国内外特許取得品であり、欧州化学物質庁「ECHA」のREACH登録を取得、第32回中小企業新製品奨励賞も受賞しております。弊社独自で開発した化合物で、外部にポリオレフインなどの主鎖と強く親和する構造を持ち、内部に電荷を効率よく移動させる構造を持つ最適なハイブリッド体です。このためポリマー中に安定に分散し、強い帯電防止効果を発揮します。

また、従来の製品が、プラスチック内部から表面移行して静電気防止を担う界面活性剤的機構のものや、極性基を繰り返し持つ異種ポリマーを相当量混入させるポリマーブレンド系帯電防止剤が主流であったのに対して、本製品は通常知られる界面活性剤原料の組み合わせでありながら、ポリマーマトリックスの中に逆ミセル型の微小粒子として安定に分散したままで電荷の漏洩を行い、首尾良く帯電防止効果を発揮する、固有の内部練込み型帯電防止剤であります。

この製品使用により、ブリード現象は少なく、少量使用で済み、適量均質分散できていれば、性能は半永久的な安定持続を約束します。