ティッシュキャプチャー
大道産業株式会社

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この製品について

■用途試料切片・検体の接着ツールです。

■特徴・スライドガラスの任意の場所に塗布するだけで検体の貼り付け準備ができます。
・従来タイプの接着剤と異なり、塗布したスライドガラス上での湯伸ばしの必要がなくなります。
・電子レンジ等を用いた免疫染色法、ISH法等での、熱やタンパク消化の操作から検体の剥離防止に効果を発揮します。

ティッシュキャプチャーとA-PAPPenを併用しますと、浮遊細胞や接着細胞等をスライドガラスの任意の場所に貼り付けることができます。リキッドブロッカーで囲ったスライドガラスに培養液、あるいは細胞懸濁液を数滴たらし細胞をスライドガラスに貼り付け、そのまま免疫染色、ISHをおこなうことができます。遠心による細胞貼り付けと同様に、感染細胞等の標本作成が簡単におこなえます。

■使用方法スライドガラス表面をペン先で静かにゆっくりと 1 回なぞると、薄い皮膜が形成されます。この塗布皮膜の上にパラフィン切片・凍結切片・細胞等を乗せるだけで強力に接着し、染色作業中の脱落を防止します。更に伸展剤の作用により接着した切片は、伸展器に載せるだけで十分に伸展します。

■注意事項・複数回の塗布、早急な塗布等は皮膜のムラの原因になり剥離や、バックグランドを起しますので避けてください。スライドガラスによっては、親水性により皮膜をはじいて水泡状になることがあります。この場合は作用しませんので新しいスライドガラスに変えてください。(一般的にスライドガラスは親水処理されていますので、アルコール等で拭き取って使用ください。)
・高湿度や低音の部屋などでの作業には必ずドライヤーを使用して乾燥させてください。乾燥不足の場合にはバックグランドの発生や、切片の脱落事故がおきやすくなります。
・チップ (ペン先) を汚さないように取扱いには気をつけてください。不純物が付着すると染色に影響します。
・スライドガラス表面は、あらかじめ表面処理されていないものを使用してください。表面処理されたガラス面ですと切片が脱落することがあります。