タップホルダー同期加工用タップホルダーソフトシンクロ-F3150G24.1.44

タップホルダー同期加工用タップホルダーソフトシンクロ
エムーゲ・フランケン株式会社

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この製品について

■概要最新のCNCマシニングセンターは、主軸の回転と送り軸が同期することにより、通常の固定ツールホルダーでのリジッドタップ加工が可能になりました。しかし、この種のリジッドタップ加工は常に『同期エラー』と呼ばれる問題を伴っていると言われています。

■『同期エラー』とは一般的に、主軸とリニアドライブ制御の機械的なズレを同期エラーと呼びます。同期エラーは主軸の回転方向が変わる時 (タップが反転に移る際) に特に発生しやすいとされています。

■同期エラーによる悪影響リジッドタップ加工において、同期エラーが原因で様々な問題が引き起こされる可能性が指摘されています。同期エラーによってタップには極めて高い軸方向の負荷がかかり、その結果、以下のような深刻な問題が発生すると言われています。
・タップ寿命の著しい低下
・ねじ加工面の品質劣化
・加工したねじの公差外れ

■同期用タップホルダー"ソフトシンクロ Softsynchro®"・同期スピンドルとタップ間のズレを補正
・リジッドツール・ホルダーとしての高い求心性はそのままに、タップにかかるスラスト負荷を吸収
・タップのシャンク角部をコレットの角穴でドライブする事により、確実なクランプとトルク伝達を行う
・タップの折損を未然に防ぎ、プロセスの安全性を約束

■ソフトシンクロの基本構造・ホルダーシャンクとツールシートの2部品で構成されたシンプルな構造で、メンテナンスフリー
・トルク伝達と軸方向のスラスト負荷の吸収を別々の部品でまかなう構造で、トルクの影響を受けずにスムースなスラスト負荷の吸収が可能
・衝撃吸収は特殊樹脂製部品で行い、加工中スラスト方向の振動によるタップ切刃への影響がない
・特殊樹脂性部品は予圧されて内蔵されており、一定以上のスラスト負荷がかかった場合にのみ作動する機構
・トルクは内蔵されたスチールボールによって伝達される
・50 (bar) までの内部クーラント圧に対応し、クーラント圧によるスラスト負荷吸収、タップのパフォーマンスへの影響は一切なし