ゼロールベベルギヤ
金子歯車工業株式会社

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この製品について

■既存刃物と治具を使用する歯切法により短納期、低コストを実現独自に構築した計算システムによるグリーソンシングルサイド法の歯切りシステムを採用し、短納期かつ低コストでのスパイラルベベルギヤの製作を実現ています。従来の歯車製作では、グリーソン方式やクリンゲル方式など歯切りの計算システムを使い、専用カッター、専用ジグによって製作しています。特に、専用カッター、専用ジグの製作には60日程度かかり、初ロット製品出しまでの納期が非常にかかることが課題でした。

そこで当社では、独自に歯切りの計算システムを構築し、既存カッター・既存治具を応用して製作する加工方法を構築し、短納期かつ低コストでの歯車製作が可能となりました。お客様にオーダーに合わせ、自社の生産設備、歯切り条件等を最適化することで、短納期かつ低コストで満足のいく製品をお届けすることが可能です。

■概要歯すじは曲線を描き非常に美しい外観を持ちますが、スパイラルベベルギヤの歯型とは異なり、歯の捩れていない歯車です。スパイラルベベルギヤは回転方向に制約があり特性を維持するために一方方向回転で使用しますが、ゼロールベベルルギヤは捩れが0度であることからストレートベベルギヤ同様、両方向回転を可能にしました。

また、歯すじは曲線であることから点当りでの運動を行い連続的な点移動がスムーズな回転を生み、音が小さく、静かで、振動も少なく、しいては歯に対する負担が少なくなることによって強度も上がります。ストレートベベルギヤを使用する部位での音の間題を解決するためにゼロールベベルルギヤ設計変更を行う実例が多くあります。

■加工可能範囲・ピツチ M1～M14
・外径 φ15 (最小) ～φ700 (最大) 
・圧力角 20度