表面調整剤
ビックケミー・ジャパン株式会社

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この製品について

基材へ塗布・コーティングの過程では、様々な表面欠陥が起こります。一つは表面張力の大きな差に起因します。例えば、コーティングの表面張力が基材のものより高ければ、濡れ性不良 (高い接触角) や密着性不良およびハジキが現れます。塗布後あるいは乾燥中にも、この表面張力の差が好ましくないレベリングや色浮きの原因になります。

BYKの添加剤でこれらの表面欠陥を改善あるいは防ぐことができます。さらには、表面調整剤は表面のスリップ性や清浄性にも有効です。  表面張力を中程度に低下させ、表面スリップ性を中程度に高める溶剤型塗料用シリコン系表面調整剤です。

製品データ
■組成ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン溶液

■一般性状本データシートに記載した数値は代表値であり、品質規格ではございません。

■適用分野塗料

■特長この添加剤は中程度の表面張力低下能を示します。表面のスリップ性を高めるとともに、レベリング性および光沢を向上します。シリコン系添加剤はベナードセルの生成を防止します。また、BYK-300は下地への濡れ性を向上し、耐ブロッキング性を付与します。

■推奨用途BYK-300は幅広い相溶性があり、すべての溶剤系に適します。

■推奨添加量0.1-0.3 % 全塗料に対して添加剤として推奨添加量は初期値として記載しております。最適添加量はラボ試験を行い決定して下さい。

■添加方法この添加剤は後添加を含む塗料製造工程のいずれの段階でも添加できます。混合の前に希釈すると添加が容易になります。

■特記事項シリコンオイルと比較して、適正添加量での使用では副作用が少なく、ユーザーフレンドリーな添加剤です。しかし、この添加剤により泡が安定化するかどうかや リコート性やハジキについても確認して下さい。