ミニ定点セル
Fluke Calibration

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この製品について

■低コストで使いやすい定点標準・比較校正より小さな不確かさ 
・水の三重点から銅点までの、全ての ITS-90 定義定点に対応 
・設備費および定期校正費用の節減が可能

フルーク・キャリブレーションのミニ定点セルは、デザイン、コスト、そして使いやすさの全ての面において優れた、標準室向けの定点標準です。

ミニ・セルがあれば比較校正は必要ありません。定点セルの温度は、そのセル固有の一定温度であるため、読み取らなければならないのは、構成される温度プローブの電気パラメーターのみです。

工業用温度計や熱電対、サーミスターの校正を、できる限り正確にとお考えでしたら、これらのミニ・セルをお勧めします。広い温度レンジを必要とされる場合にも、ミニ・セルは水の三重点および、インジウム (156.5985 ℃) から銅 (1084.62 ℃) までのITS-90定義定点を全てカバーしています。

■定点セルで校正作業をシンプルにミニ・セルでは、定点の実現および維持が簡単に可能です。ミニTPWセルの場合、9210メンテナンス装置に挿入するだけで自動的に水の三重点を実現、維持することができます。水の三重点の実現にかかる時間はわずか5分で、安定状態は一日中維持されます。

同様に、インジウム、スズ、亜鉛、アルミニウムの定点の実現および維持は9260ミニ・セル用メンテナンス装置で自動化できます。凝固点だけでなく、融点の実現も可能で、融点の方が校正作業は簡単です。参考文献としてハートより、"The Comparison Between the Freezing Point and Melting Point of Tin (スズの凝固点と融点の比較) "という論文が発表されています。

これらのミニ・セルは、通常サイズの定点セルと同じ材質、方法で製造されています。実際、ミニ・セルはハートの従来の定点セルとほぼ同じレベルの不確かさを実現することができます。使用するプローブはわずか229 mmです。仕様表には各セルの挿入長および不確かさが記載されています。