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洗剤・石けん公正取引協議会の試験方法です。 試験片を介して菌と検体を接触させた後に試験片の生菌数を測定し、除菌効果を調べる方法です。 特徴は下記の通りです。 ①試験片を介する。 スポンジを介して菌と検体を接触させます。試験片を介さない方法として、液剤の除菌試験もあり、こちらが最も基礎的な方法です。 ②試験菌液に栄養を添加する。 菌液には、モデル汚れ物質としてニュートリエント培地を添加します。汚れがあると、汚れがない状態に比べて検体の菌に対する効果は出にくい傾向があります。 ※日本薬局方「硬質表面キャリア法」は、約5cm×5cmの試験片 (材質に指定なし) に栄養を添加していない菌液を接種し、試験片の生菌数を測定する方法です。こちらをご希望でしたら、その旨ご相談ください。 ■試験方法 試験試料・対照試料についてそれぞれ3回繰り返します。 ①試験菌液の調製 精製水、ニュートリエント培地 (モデル汚れ、終濃度1/5倍) 、硬水 (終濃度3°dH) を用いて10^7~10^8CFU/mLとなるように調製します。試験目的により、栄養条件を変更することも可能です。 ②試料の準備 下記のとおり準備します。 ・試験試料:検体 (液体) の原液、または検体 (液体・粉末) を溶媒 (硬水など) でご指定濃度 (検体の想定使用濃度、または除菌訴求を行う濃度) に調製したもの。 ・対照試料:0.05% (w/v) ポリソルベート80水溶液 ③試験片の準備 スポンジ (JISK6401規定の軟質ウレタンフォーム、厚さ30mm、抗菌加工なし) をポンチで打ち抜き、直径24mmの円柱状としたものを準備します。 ④試験菌液・試料の試験片への接種 試験片に試験菌液を接種し、均一にしみ込ませた後、試料を接種し、また均一にしみ込ませます。 ⑤培養 25±1℃で18時間培養します。 ⑥生菌数測定 試験片を洗い出し、生菌数を測定します。 ⑦評価 試験試料と対照試料それぞれを用いて試験した場合の生菌数を常用対数値で比較し、除菌活性値を算出します。 ■試験菌種 ・StaphylococcusaureusNBRC12732 (黄色ブドウ球菌) ・EscherichiacoliNBRC3972 (大腸菌) ※試験目的によって、試験菌種を規定から変更して実施することも可能です。 ■検体の必要量 10mL以上 ※検体量が多い分には問題ございません。製品1個など、多めにご送付いただいても構いません。 ■試験実施にあたって必要な情報 お見積りにあたっては、下記のような情報を頂ければスムーズです。 ・検体の種類数 ・試験試料の調製濃度、溶媒 (規定では原液を使用することになっています) ・要求される成果物※ (和文報告書以外にあれば) ・試験菌種 (規定と異なる菌種で実施したい場合) ※特にご要望がなければ、和文のご報告書 (試験方法・試験結果 (試験成立条件の判定結果、培養後の生菌数、除菌活性値) を記載、画像なし) のみとなります。 ■納期 3週間~ ※詳しくはお問い合わせください。 ■費用 お問い合わせください。
型番
スポンジに対する台所用合成洗剤及び石けんの除菌活性試験方法取扱企業
株式会社衛生微生物研究センター商品画像 | 価格 (税抜) | 調べる内容 | 主な検体 性状 |
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要見積もり | 検体と菌の接触による除菌効果 (担体を介して) | 液体 |